どうも。救急ER看護師のキムショーです。今日もメモリアルロマン飛行の続きを。
とりあえず1時間ロビーで待った挙句、なんとかかんとか私は金髪のマリと赤髪のマキと合流できた。
しかしながら携帯電話のない世界は本当に不便だし、ただただ待つしかない小学校時代を思い出させてくれる。
まぁ会えたならそれでよし。
時間はまだまだ正午過ぎだった為、とりあえず、2人が行ってみたいというナポリの丘の頂上のほうまで、ロープウェイに乗って行ってみることに。
まだ出会ったばかりなのだが、なんとも旅というものは不思議なもので、
丘の上に行くまでの数時間で、
私たちは昔からの旧友のように仲良くなれた。
そこがまた旅の良いところでもあるのだ。
数時間後…
丘の上に立ってナポリを…そしてイタリアを…世界を見下ろすその景色は、
とんでもなく澄み切った空に包まれ、とんでもなく穏やかな海に囲まれ、最高の景色だったことは覚えている。
何を話したかなんてもう何も覚えちゃいないが、
とにかくとんでもない気持ち良さに打ちひしがれていたことだけは覚えている。
そんな中、ナポリの丘在住・若くてイケメンな男が1人でこちらへと近づいてきた。
彼はつたない日本語で色々と語ってきたが、
私はほとんどわからなかった。
きっと要約すると…
◎自分も昔は日本に居た。
◎今はこの丘の上に住んでいる。
◎すぐそこに実家がある。
◎実家には母がいて、カメオを売っている。
◎カメオには神秘的でファンタスティックな力が働く作用がある。
◎カメオを持てば、ルナティックパワーを身につけることができ、最強になれるのだ。
そんなことを、イタリア人特有の素敵な笑顔と軽快なテンポで言われるものだから、
ノリの良いマキとマリは目がハートになりながら、うんうんと頷いて私に言う。
「この人の家行こうよ!カメオ見に行こうよ!素敵!素敵!このイタリア人かっこいい!」…と。
ちなみにカメオとはこんなお洒落な石のようなもの↓↓
こいつらバカだ。
そして怪しい匂いがプンプンする。
でも、自分1人だけ丘の上に取り残されるのは恐いし淋しいし切ないし…
仕方なく私もついていくことに。
3人の行く末は…果たしてどうなる!?
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ということで、今日はナポリについてツラツラ綴っていきたいと思う。正直に言おう。イタリアに行くならナポリは絶対に訪れるべきだ。なんというか…有名なおしゃれ街というよりは下町に近い。だからこそ本場のイタリアが堪能できるはずだ。私はそう思う。
ひとまずナポリ特集としてナポリの情報を詰めこんでみたので、これからナポリに行く人は是非参考にしてほしい。少しでもこの記事が皆様のお役に立てたのなら、これ幸いである。それではご覧あれ!どうぞ!
ナポリは美しい街や自然、グルメがたくさんある。ローマやミラノやフィレンツェやヴェネチアとはまた一味違う街なのだ。「ナポリを見てから死ね」ということわざが残るくらい美しいこの街はイタリア屈指のリゾート地としても知られている。是非一度は訪れてみてはいかがだろう。
ナポリとは!?
イタリアの南部に位置する街・ナポリは、美しい街並みと海、絶品グルメを味わいに毎年多くの観光客で賑わっている。また、ナポリ周辺にあるポンペイ、アマルフィも人気観光地である。日本人からの人気も◎だが、残念なことに日本からの直行便がない。行くならローマやミラノを経由して行くしかないのが難点かもしれない。日本から行こうと思うと、全て合わせて約14時間ほどのフライトとなるので、旅行のプランを考える時には余裕を持ったプランを立てたほうがいいだろう。しかし行く価値は絶対にある街だ。
ナポリの治安は!?
ナポリの治安はそこまで悪くない。ただし夜に一人で出歩くことや、人気のない裏路地といった場所に行くのはなるべく控えよう。また、スリに目を付けられないようにポケットに財布を入れたり目立つ時計やアクセサリーを付けたりするのは控えたほうがいいだろう。それと念のために観光する際は、パスポートや身分証のコピーは必ず用意しておこう。私からは、財布を2個用意することをおすすめする。もし片方の財布をなくしても大丈夫なので、リスク回避できるだろう。治安が悪くないとは言え、日本と比べたら比較にならないほど悪い。念には念を入れて行動しよう!
ナポリのおすすめ観光地は!?
魅力満載のカプリ島へ行こう!
イタリアきっての人気観光地「カプリ島」。ナポリから船で訪れることができ、イタリアの楽園とも呼ばれている。「カプリ島」はレモンの産地として有名で、レモンリキュールやレモンゼリー、レモンキャンディーが人気である。「カプリ島」のレモンお土産を是非買ってみてはいかがだろう。また、「カプリ島」は『ジョジョの奇妙な冒険』の第5部にも登場しており、ジョジョファンにはたまらない場所となっている!オラオラオラオラ…
神秘の輝きが見られる青の洞窟へ行こう!
「カプリ島」で人気の観光スポット「青の洞窟」。洞窟から、かすかに届く太陽の光が繰り出す青色の輝きは、洞窟を神秘的な空間にしてくれる!この絶景は死ぬまでに一回は見たい。見たほうがいい。これを見に私は日本を飛び立ってバックパッカーしたのだ!しかしながら、「青の洞窟」を楽しむには運も必要で、その日の天候と波の高さによってうまく見られない可能性がある。うまく見れたらその景色は一生忘れられない絶景なので、是非「青の洞窟」観光にチャレンジしてみてほしい。
カラフルな町にきらめく海が美しい港、マリーナ・グランデへ行こう!
「カプリ島」の玄関でもある「マリーナ・グランデ」。ナポリから訪れた際に一番最初に目にする場所で、ホテルやレストランで賑わう美しい港である。地中海でのとれたての鮮魚を味わうことができるレストランが数多くあり、「カプリ島」についたらまずはイタリアン海の幸を食べてみるのもひとつの手である。
神のみぞ知る天空の楽園、アウグスト庭園へ行こう!
「カプリ島」のフィナーレは「アウグスト庭園」が良いだろう。ここには色とりどりの花々が咲き乱れる庭園に、今まで見たこともないような絶景が広がる展望台がある。自然が豊かで、鳥のさえずりと…そっと吹く潮風がとても気持ち良い。是非堪能しよう!
地中海から生まれた美食!ナポリの絶品グルメを堪能しよう!
ナポリの絶品グルメといえばやはりピザ→マルゲリータであろう。マルゲリータ発祥の地とも言われており、街中におしゃれで美味しそうなピザ屋さんがたくさんあるのだ!ちなみにイタリアではピザの耳を残す方が多いので、訪れた際には周りの人と食べ方を比較するのも面白いかもしれない(笑)
独特な雰囲気を醸し出すお城♪観光名所のカステル・デローヴォへ行こう!
日本語で卵城という愛らしい名前の城「カステル・デローヴォ」。なぜ卵城と呼ばれているのかというと、その昔、城を建てたときに魔術師が城の中に卵を埋めて、「この卵が割れるときには城もナポリも滅びる」という呪文をかけたという伝説からなのだ。夜はライトアップされていてとても美しい。城内には大砲のレプリカがあり、城の屋上へも上がれる。見どころもたくさんな上に入場料が無料なのもGOODである。
圧倒的な存在感の門が魅力!ヌオーヴォ城へ行こう!
正面に2つ並んだ大きな塔が特徴的な城「ヌオーヴォ城」。ナポリの観光地として人気で、世界遺産にも登録されている。港や街を一望することができ、まさに絶景である。ナポリは街全体が観光地のように美しいので海岸沿いをぶらぶら歩いているだけでもワクワクドキドキが止まらない。ちなみにこの近くで売られている青色のチョコレートがお土産としては人気である。
世界屈指のリゾート地!観光名所のアマルフィ海岸へ行こう!
ナポリを訪れた際には、外すことができない観光名所「アマルフィ」!世界遺産にも登録されており、100を超える美しい街や集落がある。「アマルフィ」は神話の街とも言われているのをご存知かな?ヘラクレスの恋人である妖精が「アマルフィ」という名前で、ある日突然亡くなってしまった。そこでヘラクレスが世界一美しい海岸を見つけ、そこに彼女を葬ったという伝説があるのだ。名前の由来は切ないが、ロマンチックな伝説と街並みには圧巻である。
ジブリに出てくるような風の谷の遺跡!穴場スポットVallone dei Muliniへ行こう!
「アマルフィ海岸」の起点の街「ソレイユ」にあるジブリに出てくるような不思議で独特な雰囲気がある廃墟「Vallone dei Mulini」。ここは穴場スポットでまだあまり知られていないのでおすすめである。しかも街からとてもアクセスが良い。インスタ映えもするので是非訪れてみてはいかがかな?
アマルフィ海岸の至宝!ポジターノへ行こう!
「ソレイユ」からバスで40分ほどの場所にある美しい町「ポジターノ」。ここは坂が多く、坂からみる景色はまさに絶景!夏には避暑地として観光客に人気で、ビーチはとても美しい。また「ポジターノ」にはたくさんの雑貨屋さんがあるのでお土産や、洋服などを買うのもおすすめである。「ポジターノ」の美しいテラスで絶景を眺めながら、絶品イタリアンはいかがかな?
ポンペイの広大な遺跡で冒険しよう!
約2000年前に忽然に姿を消した大都市「ポンペイ」。ナポリの象徴でもあるヴェスヴィオ火山が噴火し一夜にして滅んでしまったという…。現在は世界遺産に登録されており、遺跡を探検することができる。ナポリからも近く電車でのアクセスも可能。「ポンペイ」は保存状態がよく当時の生活が感じられるのでおすすめである。「ポンペイ」で歴史を感じる観光はいかがかな?
まとめ
美しいイタリアの街ナポリをツラツラと紹介してきたが、いかがだっただろう?
ナポリの市内観光は1日から2日あれば充分に楽しめるが、周辺に魅力的な観光地が多いため、効率的に周ることが重要である。ちなみに、春から夏にかけての期間は天候が安定して、花が咲き美しいのでおすすめ。是非ナポリの絶景観光地を目に焼き付けてきてほしい。この情報が少しでも皆様のお役に立てたのなら、これ幸いである。それではこれからナポリに行く旅行者たちに幸あれ!チャオ!
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では話を戻そうではないか。
私たちは恐る恐るカメオファミリーが待つ家まで行ってみることに。
と…
確かにそこは豪邸だった。
そしてガラスケースに並んでいるカメオは確かに神秘的で美しく光り輝いている。
3人ともカメオに釘付け。
まさに金縛り状態。
そしてさらに連れてきてくれたイケメンと、イケメン母が両脇から攻めてくる。
◎カメオには神秘的でファンタスティックな力が働く作用がある。
◎カメオを持てば、ルナティックパワーを身につけることができ、最強になれるのだ。
これについて、散々語ってきた。
マキとマリは、もう買ってしまおうよ!的なノリ。
私はふと聞いてみる。
「これ、ハウマッチ?」
イケメン母
「50万円くらい?あ、でもこっちは10万円くらいかな。」
私、マキ、マリ
「・・・」
イケメン
「もっと安いのもあるよ?例えばこれとか!」
私、マキ、マリ
「お…おじゃましました」
スタコラサッサー
そこからはあまり覚えてない。
ダッシュで丘の下へと帰ったと思う。
その後、ユースホステル近くのイタリアンへ行き、
イタリア・ナポリの本場のイカ墨パスタを3人で歯を黒くして笑いながら食った記憶だけある。
そしてその店のおっさんは陽気すぎて
「おまえら、それ騙されたんだよ(笑)でもカメオは本当に神秘的な石だぞ!あれはいいぞ!」
と、笑いながら言ってた。
こいつらグルなのか!?
…なんて思ったけど、このおっさんの出すパスタは絶品だったので、
グルだろうがグルじゃなかろうが、もうどうでもいいや!
的なノリで、笑って笑って食って食ってその夜を明かした。
世界で信じられることっていうもんは、自分で見たもの、匂ったもの、聞いたもの、食べたもの、触れたもの、感じたものしかないのだ。
次回、いよいよ青の洞窟へ。そしてそこでも事件が。。。乞うご期待!!
To Be Continued・・・