どうも。救急ER看護師のキムショーです。
今日もメモリアルロマン飛行の続き。
いよいよ!いよいよ!私の一番の目的だった『青の洞窟』に辿り着いた!
そこで待ち受けていた試練とは如何に!?…ではではどうぞ!
ついにたどり着いた。
いつからだろう。
ずっと憧れを抱いていた。
あいのりで、その洞窟をみてから、ずっとずっと行きたいと思っていたのだ。
そして私はついにたどり着いたのだ。
青
の
洞
窟
へ
!!
もうこれは究極の神秘としか言いようがない。
とにかく私はその日、朝からドキドキしていた。
朝起きて、一緒にユースホステルで寝泊りしていたマキ(赤髪)とマリ(金髪)とあと数人の日本人達と合流し、いざカプリ島へ出発!
うーーーん、気持ちいい!!
船、気持ちいい!
\(^O^)/
そうなのだ。青の洞窟のあるカプリ島へ行くには、ナポリからさらに船に乗ってちょっとした船旅をしなければならないのだ。
みなワキアイアイと話しつつ、いざカプリ島へ!
そして、到着!!(早っ)
さらにカプリ島から青の洞窟へ行くには、今度は小さい船に乗って、どんぶらこどんぶらこっこと揺られながら、洞窟の入り口の小さな穴へと進入せねばならないのだった。
小さい船には船首がいて、小船には4~5人乗れる仕組みになっている。
ここで、誰と乗るか、一緒に来た日本人バックパッカー仲間達とじゃんけんで決める。
じゃん
けん
ぽーーーーーん!!
なぜか私だけ負ける。
そして意味がわからないが、私以外の人達はみんなで一緒に同じ船に乗る感じに。
なぜか私一人だけ仲間はずれで孤独に次の船に乗る感じに。
いや、そこは半々で乗ろうよ。。。
と言いたかったけど、あれよあれよという間にそうなってしまったのだ。
さらに!!
私が一人寂しく船に乗ってみたら…そこにはなぜだか、「オマエ、死にかけだろ!?」ってくらいの80歳くらいの裸のじいさんが一緒に船に乗っかってきやがった。
てか、どっからどうみてもこの80歳のじいさんは浮浪者にしか見えない。
(u_u;)
このじいさんは本当に青の洞窟を見物しにきた人なのだろうか。
と、いきなりじいさんに話しかけられる。
「♀$%дЯⅵ…」
何言ってるかわからない(゜д゜;)
私は正直、英語とイタリア語とフランス語の区別もつかないくらいの純日本人。わかるはずもないのだ。
そしていつもの
「イッツ・グー!」
とだけ返して、いざ!船首と私とそのじいさんで青の洞窟へと出発だぁぁーーい!!
だがしかし、このまま終わるわけがない青の洞窟ツアー…一体この後に、何が起こるのか。キムショー、奇跡を目の当たりにする。続きは後半で…
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ということで、つい最近まで青の洞窟はカプリ島しかないと思っていた私だったが…今現在では世界のあらゆる場所に、青の洞窟と言われている奇跡的な場所がある。
海に面し、太陽光と地形、海水の絶妙なバランスによって美しい情景を作り出す「青の洞窟」。もちろんそれは日本にも!
それで気になった私は今回、世界の青の洞窟について調べてみた。死ぬまでに全ての青の洞窟を周りたい。そう願う今日この頃である。
もし青の洞窟に興味がある人は是非この記事をご覧あれ。そしてもし、この記事以外の青の洞窟を知っている人がいれば教えてほしい。情報求む。
それでは今日も書いていこう。どうぞ!
1.カプリ島/イタリア
青の洞窟といえば、まず「カプリ島」を思い浮かべる人が多いはず!世界中の人々がその絶景を拝みに遠方から訪れるのだ。日本から直行便はないので、ローマなどで乗り継ぐか、もしくはローマから電車でナポリまでアクセスするのが、一般的である。船に乗り込み、30~40分ほどでカプリ島の港に到着。そこからさらに手漕ぎボートに乗り変え、洞窟の中へ入ると…神秘的な青の世界が広がるのだ。5月~8月がベストシーズン。パッケージツアーも多く販売されているから容易に行けるはず!
2.エメラルドの洞窟/イタリア
同じくイタリア国内にある青の洞窟が、世界遺産のアマルフィ海岸からアクセスすることのできる「エメラルドの洞窟」である。アマルフィやポジターノから出ている船、もしくはバスで洞窟近くまで向かう。そこから小舟に乗り換え、いざ絶景の世界へ!太陽の光に反射した水面がエメラルドブルーに輝くのが素敵すぎる!
3.メリッサニ洞窟/ギリシャ
ギリシャ・イオニア海に浮かぶケファロニア島。「メリッサニ洞窟」は、約数千年前からこの場所に存在していた地底湖である。大地震により地上部分に開いた穴から差し込む日差しが作り出す光の柱がとても幻想的なのである。最深部は40m近くあるにも関わらず、底まで見えるほどの透明度…この世のものとは思えない景色が人々を魅了するのだ!
4.青の洞門/マルタ
イタリアの南側にある小さな島マルタ共和国。美しい街並みで知られているが、こちらでもカプリ島に引けを取らないほどの絶景「青の洞門(ブルーグロット)」に出会うことができる。いくつかの洞門を小舟で巡るツアーが人気だが、崖の上からでも十分に美しい青の景色を見下ろすことができるのだ!
5.シャパーダ ジアマンチーナ
ワイルドな自然が魅力のブラジル“シャパーダ ジアマンチーナ国立公園。公園内にある「シャパーダ ジアマンチーナ」の青の洞窟もまた、水と光が作り出す幻想的な世界が味わえる場所である。水深は20メートルから60メートル。吸い込まれそうな真っ青な世界に太陽の光線が入り込み、水面にクリスタルブルーの虹がかかる。この幻想的な現象は、2月中旬~10月下旬の12:30~14:30の時間帯のみしか目にすることができないため、訪れる時期にはご注意を!洞窟内ではシュノーケリングも楽しめる。
6.真栄田岬/沖縄県
日本国内でまずおすすめしたいのが、沖縄・真栄田岬にある「青の洞窟」である。船などを使わなくとも自力で泳いで行けることが魅力であり、毎年夏のシーズンには多くの人が訪れるのだ。フィンやライフジャケットを装着して泳ぐこと約10分。青の洞窟の入口に辿り着く。自分の力で辿り着いた絶景に、大きな達成感を感じることができるであろう!安全面に注意して、無理のない範囲で楽しもう!
7.浄土ヶ浜/岩手県
“さっぱ船”と呼ばれる小さな船でアクセスする「浄土ヶ浜」の青の洞窟。光の入り方や角度によって変化するコバルトブルーの世界が、訪れる人々を魅了するのだ。頭上の岩まで真っ青に染めるその光景は、言葉を失うほどの美しさ。絶景を楽しんだ後は、ご当地グルメ“青の洞窟ソフト”がおすすめである!
まとめ
一生に一度は訪れたいと、多くの人が願う「青の洞窟」。カプリ島だけでなく、まだまだ知られざるスポットが国内外には点在しているはず。自然が作り出す奇跡の青に心奪われること間違いなし!特別な旅行のハイライトとして計画に組み込んでみてはいかがだろうか?洞窟によっては、天候や波によって洞窟内に入れない事もあるので注意が必要だ。また、季節によって洞窟に入れる確率にも違いがでてくるので、その辺りはきちんと事前に調べてから出かけることをおすすめする!これから「青の洞窟」巡りを考えている方々にとって少しでもお役に立てたのなら、これ幸いである。私も死ぬまでに「青の洞窟」ツアーを試みたい…。頑張ってお金を貯めようと思う。
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では話を戻そうではないか。
いざ!船首と私とそのじいさんで青の洞窟へと出発だぁぁーーい!!
ということで、船は動き出した。が…
その日の天気は荒れていた。
天気が荒れている日は青の洞窟への出向は中止になることも多々あるらしい。それは洞窟へ入る入り口が狭すぎて、波が上下に揺れると、岩に頭をぶつけて危ないからなのだ。青の洞窟とは、なんとも殺人的な洞窟なのである。
そして私達3人を乗せた船もまたしかり。
船首「どうする?今日は波が高いぜ?坊や。」
みたいなことを尋ねてきたので、
私は「イッツ・グー」と返しておいた。
多少波が上下に揺れてるが、あとは運を天に任す!そして出航!!!
洞窟の入り口までのカウントダウンが始まる…
残り10メートル
9メートル、8、7、6…
船首「ここから波がさらに激しくなるぜ!洞窟に頭ぶつけて死ぬかもしれないから、しっかり頭ひっこめてうずくまって亀になれ!」
みたいなことを叫んでたので、
私も「イッツ・グー」と返して、小さくうずくまって身を潜めて亀になった。
そしてふと、じいさんのほうを見てみると…
(゜д゜;)
か…
亀になってない!!
てか、さっきと変わらずボケーっと普通にあぐらかいで座ってる。おまけに目も据わってる。てか口開けてボーっと空を眺めとる!!
知らん。
どうなっても知らんぞ。
洞窟の入り口で首持ってかれても私は知らんからな!
私はジャパニーズ侍だが、生首は持って帰ってやらんぞ!
…なんて思いながら、
いざ洞窟まで残り3メートル、2、1…
(・∀・)奇跡
波がちょうど洞窟に入る瞬間に低くなって、じいさんは頭すれすれで洞窟の入り口に入ることができた。
正直に言う。たまたま波が高かったら、100%このボケ老人は頭を岩にこすりつけて死んでいただろう。
神か!こいつ、実は全てを掌る神なのか(゜д゜;)
…なんて、じいさんに想いを馳せていたのも束の間。
次の瞬間、
感動した。
この旅一番の感動だ!
そこに広がる絶景は神秘・オン・ザ・神秘。
もう神秘以外の何者でもない。
てか、写真じゃ伝わらない。
実際の目で見ないことには、この感動は…。
もうね。ボーっとしてたよ。呆然と。ただただその青の美しさにね。
そしてこの感動を分かち合いたいと思ったけど…
船首は仕事で毎日見てるから感動がないし、じいさんはボケてて目の焦点があってないし、一緒に来た日本人仲間は向こう側の船でみんなでワイワイ盛り上がってるし…
(´Д`)
誰にも伝えられない。この感動。誰にも。
まぁいいや。
この目で見れたのだから。
頭の中に焼き付けて鍵をかけよう。
この自然から作られた風景を。
そんなこんなで、私達はカプリ島を脱出した。
そして海辺ではしゃぎながら、ただただ丸1日自由な時間と自然の感動を堪能しまくったのだった。
ありがとう。イタリア。
最高だったよ。カプリ島。
そしてじいさん死ぬなよ。アデュー。
イタリア編終わり。
次回、マキやマリとの別れ。そしていざギリシャへ。いよいよヨーロッパ最終章。何かが起きる…
To Be Continued・・・