看護師キムショー旅行記 ~放浪記から派生する役立ち情報~

看護師キムショーが自身のバックパカー旅行から学んだ役立つ知識や看護師として培ってきた役立つ知識をマルっといろいろな視点からお届けしていくブログです。どうぞ宜しくお願いします。

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メモリアルロマン飛行29~違う意味でタイタニック編~ 【付録】イタリア→ギリシャの移動方法について語る!

どうも。救急ER看護師のキムショーです。

 

いよいよヨーロッパ編もラスト間近。スリル満載で楽しかったイタリアともお別れの時がきた。果たしてキムショーは無事にヨーロッパを離れることができるのか。それでは今日もどうぞ。

 

特に日本人との出会いが多かったこのナポリでは、凄く感慨深いものがあった気がする。

他の連中は先に行ったり、もう少し残ったり…

そして、マキとマリと私も次なる街を目指してサヨナラすることに。

マキとマリはモナコへ。

私はギリシャへと。

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涙…涙…涙…

なんて最後にはなる筈もなく、

みな笑顔で、

「またどっかで!」

という清々しい別れ方をして私は次の国、ギリシャへと旅立つのであった。

 

(数年後、たまたま私は仕事で福岡⇒大阪勤務が決まり、大阪でマキやマリと何度か遊ぶことになろうとは、この時誰も知る由もなかった。相変わらずハチャメチャな女どもだったが、笑顔が絶えることのない大阪の街で、笑顔の絶えることのない時間を共有した時間は忘れない。それから仕事を辞め、現在東京で生活しているため、やつらとはめっきり会っていないが、あいつらはあいつらで今もきっと大阪のどこかで笑顔でバカやって生きていることだろう。そう、人と人は日本にいようが外国にいようが、空と空で繋がっているのだ。…なんつって。)

 

時は戻り…今私はイタリアの最果ての港にいる。

いざナポリから船旅でギリシャへ出航!

ヨーロッパ最後の旅、ギリシャ。

胸がワクワクしてしょうがないぜ!

…なんて思ったのもつかの間。

ギリシャに着くまではかなり長い船旅…

さらに私はヨーロッパで散財したせいもあり、金がなさすぎて、船では4等席(今で言うデッキ席)だったので(タイタニックで言うと、ディカプリオ的立場。)きちんとした「席」なんてものはどこにもなく、だだっ広い大広間みたいなところに貧乏人がみんなで雑魚寝…みたいな空間に押し込められた。

これ、健康ランドやん。

完全に健康ランドでどこの誰だかわからんおっさん達がただただ寝てるだだっ広い床やん。

(;´Д`)

はふぅ…貧乏旅、万歳!!

 

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ということで、本日はイタリアからギリシャへの行き方…的なことをつらつら綴っていこうと思う。まぁ、飛行機でビュビューンと行くのもひとつの手だが、バックパッカーとは…いかに安旅で時間を楽しく過ごせるか、ということが醍醐味になる場合もある。そういう意味で、船旅もひとつの手段として考えてみてはいかがだろうか。これからイタリア~ギリシャ間を船旅する方々にとってこの記事が少しでも役に立てれば、これ幸いである。それではどうぞ、ご覧あれ!

イタリア⇔ギリシャの船旅!

もっとも便数が多くて便利なのはアンコーナ発の船であろう。アンコーナから出ている船が一番便数や運搬会社が多いのだ。アンコーナは、イタリアのローマより北にある。もし、イタリアを北から旅してナポリで観光を終える場合は、バーリから行くのが一番近くていいだろう。そのへんはケースバイケースでイタリアをどう周るかで決めていけばいいのではないだろうか。

バーリ⇔パトラ(ギリシャ)の船情報!

運行時間と運賃!

約16時間30分の所要時間で夕方出発、夜をまたぎ、翌朝~昼に到着する。船で一泊しなければならないということを事前に把握しておこう。また、部屋を取る場合は基本料金に部屋代が上乗せになるので知っておこう。

席の種類!

・デッキ席

・指定席(部屋ではなく席のみ)

・4 寝台付きの客室 (相部屋、海側or内側、シャワートイレ付、それぞれ同性限定)

・3 寝台付きの客室 (相部屋、海側or内側、それぞれ同性限定)

・3 寝台付きの客室 (相部屋、海側or内側、シャワートイレ付、それぞれ同性限定)

・2 寝台付きの客室 (相部屋、海側or内側、それぞれ同性限定)

・1 寝台付きの客室 (相部屋、海側、それぞれ同性限定)

・1 寝台付きの客室 (海側)

ほとんどの部屋が相部屋だが、同性のみなので安心だ。部屋は海側と内側が選べるが、値段は海側が高くなっている。

参考値段(ユーレイルパスを利用しない場合)!

・デッキ席:60ユーロ

・指定席(部屋ではなく席のみ):71ユーロ

・4 寝台付きの客室 (内側):121ユーロ

・4 寝台付きの客室 (海側):133ユーロ

・3 寝台付きの客室 (内側):142ユーロ

・3 寝台付きの客室 (海側):159ユーロ

・2 寝台付きの客室 (内側):161ユーロ

・2 寝台付きの客室 (海側):181ユーロ

・1 寝台付きの客室:305.60ユーロ

※値段は変動している可能性があるので随時チェックが必要! 

船旅で気を付けること!

日曜日は運休日!

日曜日は船の運休日である。電車のように日曜日のダイヤルで運行しているわけではないので注意が必要である。特にバックパッカーは曜日を気にしないので、見事に日曜日と被ってしまい、バーリで一泊する羽目になる…なんてこともあるので、しっかり曜日チェックはしておこう!

デッキ席は、席ではなく船の搭乗券のようなもの!

デッキ席は文字通り船の看板席である。屋根はあるが部屋ではないため壁もないのが現状。つまり、スカスカなのである。バーリ⇔パトラ間は夜をまたぐため、看板席で夜を迎えることはかなり厳しい。私もこのデッキ席でなんとかなるだろうと思っていたが…現実はそう甘くはなかった…。正直、デッキ席で一晩明かすのは、かなりの忍耐力が必要になってくることは間違いない。まず寒い。結局あまり眠れなくて、徹夜状態でギリシャに行くことになる。また、貴重品も自己管理になるため、精神的にもピリつく。お金に余裕がある人は、デッキ席以外の席をとるようにしよう。 

まとめ!

正直、船旅は時間がかかるし居心地が悪いし、考えものではある。しかしそれこそが旅の醍醐味ではなかろうか。船に乗って新しい場所へと向かうのは、フック船長みたいでかっこいいし、冒険している気分になれる。

メリットとデメリットはあるだろうが、一番重きをおく点は、自分の年齢や体力、ライフスタイルに合わせて「船」にするか「電車」にするか「飛行機」にするかを選ぶべきだろう。それぞれがそれぞれでまた違った風景を楽しめるので、私としては「船」「電車」がおすすめであるが…とにかく個人個人が楽しい旅になるように移動手段を選択してほしいものだ。ではでは良き旅を!アデュー!!

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では話を戻そうではないか。

 

私はいざギリシャへ向かって船に乗った。

船旅…かっこいいやん。ワクワク…ドキドキ…

しかし私の想いとは裏腹に…

これ、健康ランドやん。

完全に健康ランドでどこの誰だかわからんおっさん達がただただ寝てるだだっ広い床やん。

(;´Д`)

はふぅ…貧乏旅、万歳!!

そんな中、船が揺れすぎて、船酔いして、寝れないなぁと、一人でもがき苦しんでいたところ…

直ぐ隣に日本人女子2人組がいるのを発見!!

「あの…もしかして日本人ですか?」

「あ、そうです。バックパッカー?ギリシャに行くの?」

私らは直ぐ仲良しになった。

てか…こんなおっさんばっかりの健康ランド的4等席で女子2人て…

名前はユリとユウコ。

こいつら、やばいな。てか、只者じゃないな。

どうやら2人は広島から2人でバックパッカーにきたらしい。

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そしてこいつらはかなりしっかり者なのであった。

さらになぜだか着ている服の色が私と同じ感じの淡い色のものだった。

それが関係したのかどうかはわからないが、私たちはモノの数分で意気投合し、「チーム淡(あわ)」を結成した。

ユウコが英語をしゃべれるおかげで、途中、陽気なイタリア人のジョルジュも連れて、いよいよギリシャの旅が始まるわけだが…

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まさか、ギリシャであんなことになろうとは…

 

次回…

ギリシャ神話が現実に!?

キン肉マンゼブラに30億超人ドルで雇われた、あの残虐ファイトの名手も登場!!

次回ギリシャ編、乞うご期待!!

 

To Be Continued・・・