どうも。救急ER看護師のキムショーです。今日もメモリアルロマン飛行の続きを。
夢をみた…
イケメン5人に次々と襲われる夢だ。
私は必死に逃げる…がイケメン5人衆はどこまでも追いかけてくる。
警察に駆け寄るも…警官でさえも私を襲おうとしてくる。
私は必死に逃げた。が…目の前は崖。そしてその下は海。
もう逃げ場がない。
イケメン5人衆+警官に囲まれる私。
逃げ場がない。
私は意を決して崖から飛び降り海へと飛び込む!
はうっ!
そこで目が覚めた。布団をかぶっていた私は汗びっしょりになっていた。
ナナから帰宅しどのくらい眠っていたのだろうか…。
そろそろバンコクともお別れだな。
海…そうだ。プーケットへ行こう!
そう決めた私は早速プーケットへ向かう準備を整えた。
プーケット…
日本だけでなく、欧米でも注目されているアジアのスーパーリゾート、それがタイのプーケットである。バンコクから飛行機で約1時間20分で到着するタイ南部の島。プーケット島はタイ最大の島でもあり、エメラルドグリーンの美しい海と真っ白な砂浜があることから「アンダマン海の真珠」とも呼ばれている。
私はワクワクしていた。とりあえず飛行機で1時間20分らしいが、そんな金はなく…時間だけがただただあったので、長距離バスでプーケットまで向かうことにした。
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ということで、本日はプーケットについてツラツラ書いていこうと思う。楽しめるおすすめスポットというよりはプーケットの治安や防犯対策などについて書いていくので、これからプーケットに一人旅しようとしている方々に向けて、この記事が少しでも参考になれば、これ幸いである。それではどうぞ、ご覧あれ!
プーケットの治安は?
結論から先に言うと、プーケットの治安は良いほうである!数年前までは高額なタクシー料金の請求といったようなぼったくりが多発しており、世界中の観光客から非難が殺到していたようだが、現在はそういったぼったくりもだいぶ少なくなったのだ。生命の危機を感じるようなことはまずないと言っていいだろう。というのも、数年前に警察とプーケットの軍によるクリーンアップ作戦が行われたのだ。それからというもの、強盗やぼったくりなどの犯罪が激減したのだ。なので、プーケットが他の観光地と比べて特に治安が悪いということはないであろう。それでも、スマホや財布が盗まれるというのはどこの国でもあることなので、用心は必要だろう。
プーケット旅行に子供も連れて行っても平気?
先ほど記載したとおり、プーケットは治安が悪いというわけではないので、子供連れでも泥棒に遭ったり…ということはないであろう。また、プーケットには家族皆が楽しめるような観光客向けのリゾートホテルもたくさん揃っていることから、子供も退屈せずに過ごせるだろう。
ただ、旅行に行く際は子供用に虫よけスプレーや帽子、上着、ミネラルウォーターなどを準備しておこう。それほど可能性は高くないが、現地の蚊に刺されたり水道水を飲むことによって病気にかかることが極稀にあるのだ。海外に行く際は基本的にどの国であれ、現地での病気やケガのリスクというものは付き物だ。それほど神経質に心配する必要もないだろうが、万全な状態で準備して向かえば気分的に安心だろう!
プーケットで注意するべき場所は?
いくら安全とは言えども、やはり事前に危険そうな場所はチェックしておくべきだろう。家族旅行ならなおさら、しっかり家族の安全を確保しつつ旅行を楽しみたいものである。そこで次にいくつか注意しておく場所を紹介しておこう。
パトンビーチ
プーケットのメインビーチとも言われているパトンビーチ。ビーチは遠浅で小さな子でも安心して遊ぶことができるが、このビーチ周辺で提供されるサーフボードやジェットスキーなどのアクティビティには、稀に法外な料金を請求する店がある。以前ほどではないが、注意が必要である。
バングラーロード
プーケット一の歓楽街、バングラ―ロードにはたくさんの大人向けの店が立ち並び、当然のように人も多い。通りにはオカマや風俗店の客引きが多数いて、夜8時以降からは特に賑わってくる。子供連れの旅行では、あまり立ち入ることはオススメできない。
屋外のレストランなどの飲食店
道に面した飲食店では、スリや置き引き、ひったくりなどの危険性が高いであろう。よくあるケースは、お手洗いの為に席を立ち、そのまま荷物を置いて行ってしまい、帰って来た時には鞄ごとなくなってしまっていた、という例である。また、繁華街周辺のレストランでは時折とても高い値段のチップを請求されることもある。そういう時は「払いません!」と一言強い態度できっぱり断ることにしよう。
プーケットではどんな事件が発生しているの?
現地でどんな事件が過去に発生していたかを知っていれば、警戒心も強まってしっかり対策を練ることができるはず。現在の治安は記載しているように悪くないが、ここで過去に発生した事件について軽く紹介しよう。
交通事故
世界二位の交通事故ランキングを誇るプーケットでは、多くは外国人が夜バイクに乗っている時に事故に遭うそうだ。プーケットに限らずタイでは交通マナーが非常に悪く、車の運転手は「歩行者のことなんて気にしない」のが普通(汗)飲酒運転なども多く、警察や政府もまだ完全に管理しきれていないのが現状なので注意しよう。
盗難
置き引きやひったくり、スリなどの盗難事件はまだ観光客をターゲットにちらほらと聞く。また、安いホテルに宿泊した際に、預けていた鍵付きのスーツケースにも関わらず、中に入っていた財布の中身が全て抜き取られていた。といった事例もある。貴重品はなるべく身に着けておくようにした方が安心安全だろう。
爆弾・発砲事件
残念なことに、過去にプーケットでは政治的犯行とみられる連続爆弾事件があり、邦人1名を含む120名以上の負傷者がでたことがある。事件はプーケットのビーチ周辺で発生し、観光客を巻き込む目的であったと推測されている。
ビーチボーイ
タイのビーチボーイと呼ばれるこの男性達は主に観光客相手に客引きの仕事をしている。もちろんわからない事や困ったことを尋ねれば親切に助けてくれる人もいるが、中には女性をターゲットにお金をだまし取る詐欺行為を働くビーチボーイもいるので、簡単に勧誘に乗らないようにしよう。
プーケットで安全に過ごす為の対策は!?
なんだかここまで読んで「プーケットに行くのが心配になってきた…」という方、ご安心を(笑)想像よりもプーケットは安全で楽しい観光地なのだ。しかし世界のどこにいても自分の身は自分で守るのは基本。では一体どのように対策をすればいいのか?次はプーケットで安全に楽しく過ごすための具体的な防犯対策を紹介していこう。
貴重品は常にバックの中にいれて持ち歩く!
まずは貴重品の管理について書こう。財布や携帯、パスポートなどの貴重品はなるべく肌身離さず常に旅行中持ち歩くようにしよう。また、飲食店などで席を立つときもバックは必ず持っていくようにしよう。できるだけチャックのついたバックや、腰に巻くタイプのポーチ等であれば、スリに遭う可能性もグッと下がるだろう。パスポートや財布は首から下げるケースに入れて服の中に隠しておけば、ほぼ100%安全だろう。私もバックパッカー中は首からずっと下げていた(笑)
簡単に勧誘に乗らない!
ビーチボーイはカッコいい人も多く、女性には「綺麗だね、一緒にお茶しない?」といった感じに恋愛的な雰囲気に持ち込んでお金をだまし取ろうとしてくる。特に日本人女性はそういった雰囲気に慣れておらず、思わず話にのって「お茶だけなら…」と簡単について行く人も多いようだ。しかし!基本的に「~しない?」といった勧誘はどのようなものであれ乗らないようにしよう。乗っても自己責任になってくる(汗)
夜はなるべく出歩かない!
夜のプーケットは昼間とは違った魅力的な一面を見せる。もちろんせっかく旅行にきて夜遊びをしたい気持ちも分かるが、なるべく夜間の外出は控えよう。特に女性の夜の一人歩きは禁物だ。どうしてもという場合は一緒に来ている友人と一緒に歩くか、もしくは人通りの多い所を歩くようにしよう。
王室の悪口を言わない!
タイには日本語を理解できる人もちらほらとおり、日本語でタイ王室の悪口を言うとそのまま密告されて、警察に捕まる可能性があるのだ。冗談でも、口にしないように!
タクシーの料金は乗る前に運転手に確認を!
止むを得ずタクシーを利用する際は、乗車する前に運転手とどこまで行くのか?そこへ行くのにどのくらい料金がかかるのか?を確認しよう。この確認だけで、乗車した後に想像していたよりも遥かに高い料金を請求されるという事態を防ぐことができるのだ!きちんとした会社のタクシーなら適切な値段を教えてくれて、それ以上の値段を請求されることはないだろう。
まとめ
いかがだっただろうか?少しだけプーケットの暗い部分を見てしまい、興奮が冷めてしまった方もいるかもしれない。しかし記事でも述べているとおり、現在のプーケットは治安が良く、警察は観光客に親切にしてくれる。日本にいてもプーケットにいても、自分の身は自分で守る!貴重品の徹底管理!という基本的な姿勢を変えなければ安全で楽しいプーケットの旅になるだろう!これからプーケットに飛ぶ方に旅を満喫してきてほしい!では今日はこのへんで。グッドラック!
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では話を戻そうではないか。
長距離バスでプーケットまで向かうことにした私。
待つ…待つ…とにかくバスを待つ…
30分後→バス到着。
ありがとうバンコク。ありがとう田辺さん。ありがとう美人男。
私はプーケット行きの長距離バスに乗り込み胸をワクワクさせていた。
すると、隣にまたもや可愛らしいタイ人が乗ってきたではないか。
これは幸先がいい。
13時間の長旅だ。
ここは軽く挨拶でもしとくか!
「サワディーカー!」
…と威勢よく挨拶するものの…隣の可愛い女子は軽くハニカム笑顔で返してくれるだけで喋ってはくれない。
ん?この女子はタイ人ではないのか?
挨拶は交わしたものの、それから一切言葉なし。
気まづい…
すると私の前に推定40歳くらいの中国人男性(以下、男)が乗ってきた。
そしてその男は、シートに座るやいなや、シートをがっつり倒してきた。
まぁ長旅だし、シートをリクライニングするのは別に構わない。
ただ、リクライニングするときは後ろの人に一言くらい声かけてもいいだろ!
しかも…この男…
がっつりシートを倒してきて…さらに倒そうとしている。
シートは既に私の膝からモモから股間のところにベッタリあたっているのだ!
それでも、さらにその男はシートを倒そうとしている。
いや…当たってるし…てか気付くだろ。後ろの私に当たってること。そしてこれ以上シートは倒れないことを。
それでも尚、グイグイシートを倒してくる。
こいつ…どんだけだよ!
終いには、後ろ向きに私の顔を覗いてきて、なんか睨まれたし。
ムキィィーーーーィィイイイ!!!
なんなんだ!この男はっ!なんなんだ一体!?
長距離バスでこの状態が13時間続くと思うと発狂しそうだ。
しかし私はタイ語も中国語も話せなければ英語さえも話せない。
これほど「シートをもう少しあげてください」と話したいことは人生この時以外にない。
もうムカムカイライラしていた私…。
それを見兼ねた隣の可愛い女子がなんと…
「вяё◎$вбвк!вяё◎$вбвк!」
と、何語か分からんが、私の前の男に怒ってくれた。
そしたら男がムスっとした顔でシートを上げたのだった。
ありがたい。女子。
「コップクンカー(ありがとう)」
と、私は女子にお礼を言う。
が…タイ語が通じないのか、女子はハニカミ笑顔で返してくれた。
さらに…
その女子が手に持っていたスイカをくれた。
え?スイカくれるの?
もう涙が出そうだった。
そしてそのスイカはおいしかった。
このスイカの味は一生忘れないだろう。
なんだか温かい気持ちになりながら、いざプーケットへ出発。
途中、その女子は疲れ果てていたせいか…うとうと眠りながら私の肩にもたれかかったりしてきた。もうドキドキが止まらん。
しかし、私も疲れ果てていたせいか…いつの間にかうとうと眠気が押し寄せてきた。
ふと目が覚める。
隣に少女はいない。
途中で降りたのか。
せめてありがとうを伝えたかったなぁ。
なんだか温かくもあり、切なくもある、長距離バスでの出来事だった。
To Be Continued・・・
次回、ついにプーケット到着!エメラルドグリーンの美しい海!どこまでも広がる真っ白な砂浜!「アンダマン海の真珠」でキムショーがみたものは…乞うご期待!!