どうも。救急看護師のハチオです。
私は旅が大好きです。旅…旅…旅…看護師…
そんな旅好きの看護師である私が気になっているのがツアーナースという仕事です。
ツアーナースは病院とは全く異なる環境で働くことになります。
この記事では、ツアーナースの詳しい仕事内容や、ツアーナースの仕事に適している人について紹介していきたいと思います。
よかったら参考に読んで頂けると嬉しいです。
- ツアーナースの仕事内容
- ツアーナース勤務の流れ
- ツアーナースがよく出くわす病気やケガは?
- ツアーナースの給料はどれくらい?
- ツアーナースの仕事の探し方
- ツアーナースに向いている人はこんな人!
- ツアーナースまとめ
ツアーナースの仕事内容
添乗ナースは、団体や個人の旅行で参加者の健康状態を把握したり、病気やケガの人が出た際に対処をしたりする仕事です。
団体旅行は、学校の宿泊学習や修学旅行も対象となります。
添乗ナースは病気や怪我が起こったときは、その場でできる処置をしながら対応策を考えます。
場合によっては、添乗ナースが病院への搬送手続きまで行います。そのため、病棟での経験はあったほうが良いとされていますが、働くにあたって必要な経験は、勤務する旅行団体によって異なるようです。
添乗ナースが参加する旅行の行程は、イベントのように1日のものから、修学旅行など長いものになると3~4泊するものなどさまざまです。
ツアーナース勤務の流れ
一般的な添乗ナースの勤務の流れは次のようになっています。
①出発前に参加者の情報を受け取り、学校や旅行企画会社と打ち合わせ
添乗ナースと養護教諭や旅行企画会社スタッフでミーティングを行います。
最寄りの総合病院の場所や参加者の健康状態やアレルギーの有無など確認します。
急患対応のための救急箱が渡されるケースでは、どのような状況で薬を使ってよいか確認します。
②参加者が安全に旅行に参加できるよう見守り体調不良者がいれば対処
旅行中、添乗ナースは先生や旅行会社スタッフの指示に従い児童や生徒と共にアクティビティーに参加します。もしくは待機場所で待機します。
体調不良者がいれば迅速に対応し、必要があれば病院まで搬送を行います。
行程の後半になると疲れで体調不良になる方が増えるため注意する必要があります。
③看護記録を記載する
添乗ナースは、行程中に誰がどのような病気(怪我)になり、どう対処したか、対処の後どうなったかなど、病院の看護記録のように記録を取ります。
ツアーナースがよく出くわす病気やケガは?
春〜夏時期の宿泊学習や自然教室では、キャンプやハイキングなど外で過ごすことが多いです。そのため、活動に伴うケガへの対応をするケースがあります。
具体的には熱中症をはじめ、骨折、ねんざ、蜂を含む虫刺され、やけど、突き指、すり傷切り傷などの手当が必要です。
修学旅行では、疲れによる発熱、腹痛、車酔い、持病の悪化(アレルギー、けいれんなど)の場合もあります。
高齢者が多い団体ツアーでは、既往歴がある方が多く、持病の悪化なども考えられるため注意が必要です。
添乗ナースが働く場所では医療従事者が自分1人ということも多いです。
状況を見て病院に行くべきかどうかを判断し、必要に応じて応急処置を行う知識が必要です。
野外活動が多めの宿泊学習は、ケガ対応が多くなるので添乗ナース初心者であれば修学旅行のほうが仕事しやすいという考え方もあるみたいですね。
ツアーナースの給料はどれくらい?
添乗ナースは日勤での支給となります。
地域によって異なりますが、1日あたり10,000〜15,000円が相場のようです。
添乗ナースはアクシデントなどが起こらなければ、仕事として旅行に参加できるというメリットがあります。
一方で、状況によっては夜も呼び出されたり、急変の対処をしたりする必要があります。
待機時間は朝の集合から夜の解散までと長いため、添乗ナースの給料は時給換算すればおおよそ1,200〜1,500円ほどになると言われています。
ツアーナースの仕事の探し方
添乗ナースの仕事は、派遣会社に登録して求人を探すのが一般的です。
これらの仕事案件を見つけるのに役立つ派遣会社を紹介しますね。
こちらのサイトは添乗ナース求人の数は多めです。
コンサルタントの対応がいいことで評判がよいです。
こちらは首都圏でのお仕事が多いようです。
他には派遣会社とは異なりますが、各都道府県の看護協会にもたまに求人が出ています。なお、添乗ナースは人気の高い仕事なので求人が出次第すぐに充足してしまうことも多いです。そのため、添乗ナースのみで働くというよりは、派遣会社に登録して他の仕事とダブルワークする人がほとんどのようですね。
また、添乗ナースの求人数は時期によって異なります。修学旅行などがよく行われる4~5月、9〜10月の求人が多く、11〜3月の冬の時期は少ない傾向にあります。
ツアーナースに向いている人はこんな人!
①突然の病気やケガに対応できる看護の知識がある人
添乗ナースは1団体に1人という状況も珍しくありません。学校の先生や、旅行添乗員の意見を聞きながらも自分で判断をするという機会もあります。そのため、一般的な看護の知識がある人が好ましいです。
②誰とでもコミュニケーションが取れる人
添乗ナースは、行事の参加者はもちろん、学校の先生や添乗員などと短時間で人間関係を作らなくてはいけません。添乗ナースには、話し合いながら仕事をする能力が求められます。旅行の合間に、先生や添乗員と時間を過ごすことも多く、誰とでも打ち解けられるスキルがあると有利かもしれませんね。
③旅行が好きな人
添乗ナースとしてしっかり仕事は全うしなければなりませんが、お給料を貰いながら国内外の旅行に同行することができるというのは一番のメリットではないでしょうか。旅行が好きな人は絶対に楽しめる仕事であることは間違いありません。
ツアーナースまとめ
添乗ナースをする上で、看護師としてのスキルは求められますが、病院での勤務と違い、修学旅行などの団体と一緒に遠くへ出向く仕事です。
添乗ナースはナースの数が現場に少ないことで、1人の判断が大切になってきます。
一方で、普段は接することのない学生や、先生と仕事をすることができます。
病院で培った看護の知識を外で発揮できるという点でもやりがいのある仕事です。
このように、看護師が働く場所は病院のほかにもたくさんあります。
どの仕事が、自分の理想とする働き方にあっているか?
よい仕事場を見つけるためには、転職エージェントのコンサルタントに希望の働き方を相談してみるのも1つの方法だと思います。
看護師としての働き方に迷いのある方は、一度立ち止まって理想とする働き方を考えてみてはいかがでしょうか。