看護師キムショー旅行記 ~放浪記から派生する役立ち情報~

看護師キムショーが自身のバックパカー旅行から学んだ役立つ知識や看護師として培ってきた役立つ知識をマルっといろいろな視点からお届けしていくブログです。どうぞ宜しくお願いします。

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女性の世界で男性看護師ってどうなの?ナースマンのメリットとデメリットをまとめてみました!

どうも。救急看護師のハチオです。

今、看護師を目指そうとしているそこの男性諸君!いろいろ不安を抱いているのではないでしょうか?(笑)

「男だけど看護師としてうまくやっていけるのかな…」「なんだかんだで女性が多い職場だし、やっぱり男じゃ無理だよな…」「そもそも男性看護師って必要なのか?」などなど、悩みや不安はつきないと思います。いや…実際に私もそうだったから!(笑)

今日はそういった看護師を目指している全ての男性に向けて、私が実際に病院で看護師として働いてみて、その経験をとおして、私が考える男性看護師のメリット・デメリットを書いてみようと思います。

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今、看護師になろうか迷っている男性の方々に少しでもお役に立てる情報であれば、これ幸いです(笑)

メリット・デメリットの他にもいろいろご紹介していきますので、楽しんで読んで頂けたらと思います。

男性看護師のメリットを書いてみる!

部署ごとに重宝される男性看護師!

昔は精神科オペ室に多いと言われた男性看護師ですが、今現在はどの病棟にも数人は見かけます!むしろ、男性看護師がいない病棟を探すほうが難しいかもしれません(笑)時代もうって変わっていろいろな職場で女性が目立つ時代に突入していますからね!男性が看護師をやっても全然おかしくない時代!ある意味では男性看護師はどの部署でも重宝されているのではないでしょうか?

ここからは、私の知人の話も含めて、部署ごとに男性看護師の活躍の場を書いていきたいと思います!

~小児科編~

看護師になるような男性は基本的に優しく、人のことを考えることのできる真面目な男性が多いように思えます。私の看護専門学校の同級生で、小児科に進んだ男性看護師もそうでした!とにかく子供が大好きで優しい…そんなイメージを持った彼は、小児科専門の病院に就職して、今でも活躍しています!

小児科においては、その人の持ち合わせている人間性にもよりますが、子どもに対して優しく明るく接することができると思います。

「優しいお兄さん」として子ども達も喜んでくれることが多いみたいです!

また数少ない男性看護師が珍しいのか、男性看護師というだけで気に入ってくれる子ども達もたくさんいます(笑)

私は救急ERで働いていますが、救急の場でも子ども達は運ばれてきます。確かに男性だからこそ、なついてくれる子ども(特に男の子)もいますね(笑)そういう時は「自分が男性看護師としてここにいて良かった」、「2年目の自分でも役に立てるんだなぁ」…と、素直に思えましたよ!

子どもが大好きな男性にはおすすめの部署であることは間違いありません。保父さんという道もありますが、直接病気を治すことに関わりたい子ども好きな男性には何よりおすすめの職場です!

~精神科編~

精神科には統合失調症やうつ病など、難しい病気を持った人が入院してきますが、中には興奮状態から自傷他害(自らを傷つけること、もしくは他人に危害を加えること)のリスクがある患者さんも入院してきます。

そのような時に力のある男性看護師暴れている患者さんを抑える役目に回れるため重宝されやすいです。「抑える」という表現は悪いように思えますが患者さんの安全を守るという意味では非常に大切なことなんです。そういう意味では、精神科で男性看護師が活躍できる場は多いと思います。現に私の知っている知人でも精神科で働く男性看護師の割合は一番多いです!

~救急(ER)や集中治療室(ICU)~

呼吸器や循環器、脳神経の病棟などにおいても力のある男性看護師は重宝されやすいことが多いです。理由は高齢の患者さんがどんどん増えているからです。つまり、体を動かす際に介助が必要な患者さんが増えてきているということです。もちろん学校でも職場でも、援助のひとつとしてボディメカニクス(体をどう使えば楽に援助できるかの方法)を利用して、自らの負担の軽減や、安全に患者さんをトランス(患者さんをベッドや車椅子に移動させること)する方法などを学びますが、実際のところ患者さんの体重によってはいくらボディメカニクスを利用しても女性1人ではどうにもならないことが多々あります。そんな時にはやはり力のある男性看護師は頼りにされやすいですね(笑)

実際に、救急(ER)や集中治療室(ICU)などにおいては体を動かせない重症患者さんが多いので、特に男性看護師は活躍できる場である!と私は感じています。ただし!力があることだけが男性看護師の特徴ではないですからね(笑)
ERやICUを希望する男性は志が高い人も多く「本気で命を救いたい!」と思っている看護師も多いです!そのような男性の生真面目さも病棟によっては重宝される要因であると感じています!

ギスギスした人間関係がなぜか和らぐ!

ちょっと違った目線から…男性看護師がいるだけで人間関係が和らぐと思います(笑)それは現場で働いていると、ものすごく感じます(笑)もちろん女性看護師さんを否定するつもりはありませんが、やはり女性が多い職場なので溜まりに溜まった愚痴を言ったり、陰湿なことをする場面もそれなりに見かけたことがあります(汗)そのような際に、男性看護師はそのギクシャクした人間関係の緩衝役になることができます!

私は救急ERで働いていますが、男性看護師は30人中8人と多いほうだと思います。そしてやはり男性看護師がその日のシフトに多く組み込まれている日のほうが雰囲気は良く感じますね(笑)

また、忙しさにもよりますが、病棟の雰囲気は良い時と悪い時があり、雰囲気が悪い時に男性看護師が一言声を掛けるだけで雰囲気も変わってきたりするものです(笑)これ、大事です!

お給料は一体どうなんだろう?

これは良く聞くことだと思いますが、夜勤に入ることを前提として、看護師の給料は年収500万円ほどもらえるところが多いです。これは同年代の平均年収と比べても多いため、やや優越感に浸れます(笑)
ただし!人によりけりですが、昇給はほとんどないので、そのへんのことも考えて貯金をしていかないと、後々痛い目をみる可能性もあります。要注意です(汗)

いつでもどこでも転職できる!(食いっぱぐれがない!)

これは男性看護師特有というよりは、男女関係なく看護師としてのメリットにもなりますが、看護師であるだけで全国どこでもほとんどの病院で就職することが可能であり、食いっぱぐれはほとんどありません!

このご時世、大変メリットに感じることではないでしょうか?

好きな土地で好きなスタイルで働ける…これは看護師特有の強みだと思います!

しかし同じ職場で長く働くことで、退職金が増えたり人間関係が気楽になっていったり、役職に付ける…というメリットがあることも頭に入れておきましょう!

また、転職歴が多いと、新しい職場の面接にて、???と思われてしまうので、転職した理由はきちんと話せるようにしておきましょうね(笑)

同じ病院で続けるにしても転職するにしても、その人その人のライフワークによるものだと思います。そういう意味では、「看護師」という仕事は一般の仕事よりもライフワークが自由に組める職業だと思いますので、可能性は無限大ですね!

営業がないから楽な人は楽かも?

口が達者で話すのが得意な人であれば営業職などもありでしょうが、私のような口下手には営業はきっと向いていません(汗)

そういう意味では、看護師は営業がないため、私には合ってるのかなって思っています(笑)きっと同じような考えを持っている人も世の中には多いはず!

ただし!患者さんとの会話力や、医師をはじめ医療従事者との会話力は絶対不可欠になってきます。営業とは少し違ってきますが、会話ひとつで全然違う方向にいくときもあるので、この仕事をするにあたっては、営業とはまた違う会話力は必要になってきます!そこは勘違いのないように(笑)

男性看護師のデメリットを書いてみる!

女性患者への対応に気を遣うことがあるかも?

今まで看護師として働いてきた中で最大のデメリットは、女性患者への対応だと感じています。男性の患者さんは女性看護師に清拭(患者さんの体拭きをすること)などをしてもらう際に嫌がることは少ない(陰部を見られるのは嫌な方はいますが…)ですが、逆に女性患者さんの場合は男性看護師のケアを嫌がる方も多いです(汗)
年配の女性なら「年寄りだからいいよ〜」なんて言ってくれる方もいますが、若い女性の場合は、こちらから「女性看護師を呼んできますね?」と伝えて、担当を外れることが多いです(汗)まぁこの時代ですからね…当たり前のことですが(笑)
また、女性のデリケートな痛み(生理痛、月経痛、胸の張りなど…)も共感してあげられることがなかなかできないため、無神経な質問や言動ができず、言葉を選ぶ必要があります(救急看護師として聞かなければいけないことは必ず聞きますが…)。
といった感じで女性への対応は注意しなければならないことが多数あり、大きなデメリットでもあるなぁと感じています(汗)

助産師や婦人科病棟で働くことができない…

これは上記と似たようなことですが、男性であるがゆえに女性しかいない婦人科病棟には異動できませんし、いくら新生児の出産に立ちあいたいという希望があっても助産師にはなれません!
そもそもその道へ進みたいという男性看護師さんはほとんどいないでしょうが(汗)中には興味がある方もいらっしゃるかもしれません。しかし現状、婦人科で働くことができないため、女性看護師さんと比べると、ほんの少しだけ病棟の選択肢が狭まりますね(汗)

まとめ

今回は男性看護師メリットデメリットのお話でした。
男性看護師が増えてきた!と言っても、まだまだ圧倒的に女性が多い職場です。正直、きつい部分も多々あります。しかしながら、男性看護師だからといってデメリットが多いわけではなく、むしろ男性看護師だからこそ活躍できる場も多い。そのぶんメリットも多いと私は感じています!

なので男性看護師になることに迷いを持っている全ての人へ。ダメならダメで仕方ありませんが、一度チャレンジすることをおすすめします!問題はその都度たくさん出てるくるかもしれませんが、少しでもやってみたいと感じているなら、躊躇することなくやってみることです!私個人的にも男性にどんどん看護師になってもらいたいですしね!(笑)
ここまで読んで頂きどうでしたか?少しでも男性看護師を目指している方々のお役に立てたのなら、これ幸いです(笑)
これからも皆様に役立つ情報を掲載していきたいと思いますので、ご愛読して頂けるとありがたいです。今後とも宜しくお願いします。