看護師キムショー旅行記 ~放浪記から派生する役立ち情報~

看護師キムショーが自身のバックパカー旅行から学んだ役立つ知識や看護師として培ってきた役立つ知識をマルっといろいろな視点からお届けしていくブログです。どうぞ宜しくお願いします。

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【救急車を呼びたいときに困ってる全ての人へ】救急車の呼び方?準備するもの?呼ぶか迷ったら?

どうも。救急看護師のハチオです。

突然ですが、最近はすごく忙しいです(泣)特に熱中症脱水救急車で運ばれてくる患者さん…すごく多いです!皆さん、本当にこの時期はこまめに水分をとって…冷房をつけて…暑さ対策しっかりやっていきましょう!

少し話が脱線してしまいましたが…救急ERは大体「夏」と「冬」が忙しいです。そして救急ERで忙しいということは…それだけ救急車が呼ばれているということになります。そこでふと思いました。皆さんは救急車の呼び方は知っているのだろうか…と。

病気や事故…いつ、どこで、何が起こるか予測できないものだと思います。正直、生きていく上で、そんなことは起こらないだろうと常に思っていたいですが…どうやらそういうワケにはいかないのが現実というものですよね(汗)そこで今日は、そういう困った際の救急車の呼び方や、準備するものについての記事を書いていけたらと思います。

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この記事を読めば、いつ、どこで、何が起こっても大丈夫なはず!(笑)良かったらもしもの時のためにご参考にしてください!それではどうぞ!

救急車の呼び方!

119番へかける

110番は警察。119番は救急車。これに関しては皆さん周知の事実かと思います。なので、救急車を呼ぶときは、まず119番をプッシュしましょう!するとまず消防隊員が電話に出てくれるはずです!その後は、基本的には消防隊員の案内にしたがって、隊員の質問に回答する形で話を進めていきましょう!基本的にはそれでOKです!

②大体、はじめに消防隊員から「火事ですか?救急ですか?」と質問されますので、「救急です。」と答えましょう!きっとこういう事態の際は、テンパってることが多いと思いますので、皆さん、落ち着いて落ち着いて…

③次に消防隊員から「住所ははどちらですか?」と質問されますので、「〇〇通りの〇〇店前です。」といったように、できるだけ細かく詳しく答えていきましょう。もちろんわかる範囲で構いません。外出先で詳しい住所がわからない場合もあると思います。そういう場合は目印になる建物をしっかりと隊員に伝えましょう!また、ヒントとして、電柱が近くにある場合はそこに書かれている番地を伝えると正確に伝わりますよ!自宅であれば、住所を正しく言えば伝わります!

④次は消防隊員に「どうしました?」と質問されると思いますので、「60代女性、苦しそうにお腹を押さえています。」といったように、できるだけ目の前の人の情報・状況を詳しく答えていきましょう。答える内容を具体的に挙げますと、

・誰がどうしたか

・年齢や性別

・一緒にいる状況(家族か頼まれての通報か)

・呼吸状況など

になります。これは隊員の方からも聞かれると思います。落ち着いてその場の状況、その人の状況をしっかりと伝えていきましょう!焦らずゆっくりひとつひとつ確実に(笑)

⑤最後に、消防隊員から「あなたの名前、連絡先を教えてください。」と聞かれると思いますので、そのまま答えましょう。状況によっては、その場で隊員から緊急的に処置の指示がでるかもしれません。でも焦らないで大丈夫です!隊員の指示にひとつひとつ焦らずに従いましょう!そして、もしまわりに協力をお願いできる人がいる場合は、救急車の誘導などもお願いしていきましょう!

救急車が来るまでに準備しておくもの!(家族の場合)

保険証を準備しましょう!病院に運ばれた際に、受付にて提示することになると思います。忘れずに持っていきましょう!

②今現在飲んでいるお薬お薬手帳をまとめて持って行けるようにしましょう!救急で運ばれた際に、病院へそのまま入院となる場合は必要不可欠なものになってきます。私の病院でもよくあるのですが、重要な薬の場合は付き添いの方に家に取りに帰ってもらうこともしばしば(汗)医療従事者側としても、取りに帰ってもらうのは申し訳ない気持ちでいっぱいになるので(汗)なかなかその時は焦ってしまうこともあるかと思いますが、お薬お薬手帳、忘れずにお願いします(笑)場合によっては緊急の際、お薬手帳が運命を左右するときもあります!宜しくお願いします!

お金もある程度は準備しておきましょう!緊急的に問題がなく、そのまま帰宅となる方も多いです。その際は、そのまま病院への支払いがあるので、ある程度のお金を持っていきましょう。また、病院から家までは、タクシーで帰宅するように進められることが多いです。そのタクシー代も含めて持ちあわせておきましょう!

④あと、これ、よく忘れがちです→搬送者の靴を持っていきましょう!特に自宅から搬送される場合によく忘れがちです(泣)そのまま帰宅の場合は靴が必要になってきます。昼間だと売店などで簡易的な靴が売っていることもありますが、夜間だとそれも難しくなります。余計な出費もかかってきますしね…(汗)靴!忘れずに宜しくお願いします!ちなみに靴に関しては、革靴とかではなく、履きやすいマジックテープ式のスニーカースリッポンなどがおすすめです。スリッパは、帰宅時にふらつきなどで転倒してしまう可能性もあるのでNGです。帰りに転倒してしまい、1時間後にまた救急車で病院に運ばれてくる…なんて災難な目には遭ってほしくないですしね(笑)

⑤小さい子供の場合は母子手帳も準備しておきましょう!母子手帳には子供に関してのいろいろな情報が記載されているので、医療従事者側としても対処がそれだけ早くできます!家の中で母子手帳はいつでもどこでも取り出せる位置に置いておくようにしましょう!

救急車を呼ぶか迷ったら!?

きっと目の前の人が急に倒れたりしたら…正直、どう対処していいのかわからなくなり、焦ってしまう方が大半だと思うんです。それはよくあることだと思います。私でも判断つかないときがありそうです(汗)そういうときに便利なのが、#7119番!

救急車を呼ぶか呼ばないか…判断に迷ったら、まず#7119番(全国共通ダイヤル)の救急相談センターへ電話をしましょう!こちらの番号にかけると救急搬送が必要かどうか、電話越しに医療従事者がしっかり相談にのってくれます!

また、各自治体でも小児救急相談大人の救急相談の番号を設定していると思います。こういった住んでいる特有の緊急番号を日頃から目にとまるところに貼っておくことで、気持ちにも余裕ができるはず!緊急時でも焦らず電話をかけることができると思います!

大事なのは、電話をかけるかけないかではなく、まず少しでも不安を感じたのなら、その場ですぐに電話をかけてください!電話をかけて、何もなければ、それはそれで安心できると思いますので!まずは電話をかけるところから始めましょう!

まとめ

119番…番号は知っていてもなかなか電話することはないので、どんなことを聞かれるのかを知っているだけでも落ち着いて対応ができると思って、今回救急看護師の目線から書かせてもらいました(笑)

特に家族にご高齢の方がいる、小さなお子さんがいる家庭では救急車の呼び方や救急相談について知っておくと、万が一のときに役立つと思いました!

本当は119番にかけることがない…というのが一番のことでしょうが(笑)必要な時に確実に利用できるように、この記事が皆さんのお役に立てたら、これ幸いです!

今後も皆さんのお役に立てる情報を掲載していけたらと思いますので、その際はご愛読のほう、宜しくお願いします!