どうも。救急ER看護師をやっておりますキムショーです。
今日もメモリアルロマン飛行の続き。
キムショー、ついにフランスの第二の都市・ニースへ降り立つ!そこで待ち受けていた事件とは…どうぞ。
すげー!
ニースに降り立ち海に出向いた瞬間に…電車賃騙し取られた私のうんざり気分は、一瞬にして消え去った。
すげー!
私は透明の青緑な海に感動した。
すげー!
見渡す限りの海岸線…
私はその景色に感動を覚え、
キャメラの望遠レンズから、ずっと景色を覗き込んでいた。
気づくと、既に夕方近くになっているではないか!
いかん!
ニースの美しさに見とれすぎていた…。
私は急いでニースのユースホステルへ向かうことに。
バスでゆらゆらニースの街が一望できる丘の上まで登り、いざお目当てのユースホステルへ。
「やぁ。泊まりたいんだけど。」
「おお。よく来たね。どうぞ。」
と、ここの宿は空き部屋もあったし、すごく感じの良い気さくなおばあちゃんで、最高な予感がしていた。
ひとまず荷物を部屋に置き、ユースホステル館内を回ることに。
ん?
なんだか、めっちゃ広い調理室(小学校の家庭科室みたいな部屋)がある。しかも誰もいない。
よし、いっちょここで料理でもするか!
ってなもんで、スーパーで食材を買い込み、コーヒーをすすりながら1人でニースの美味しい空気と雰囲気に酔いどれながら、ルンルン気分で調理を始めた。
と、
ガヤガヤ。ガヤガヤ。
なんだか騒がしいなぁ…と思ったら
5人組のアメリカ人(男3人:女2人)が調理室に入ってきて、カレーを作り始めた。
彼らは見るからにゴレンジャーだった。
くそ!せっかくこの広い調理室で1人でダンディーにコーヒーブレイクを決め込んでいる時に、和気あいあいと割り込んできやがって!
と、私が1人でふてくされていたら…
そのアメリカンゴレンジャーの内の1人が、
「ΘЮ$£☆ЯΨё◎Ш」
と話しかけてきた。
が、英語がわかんない私はなんのこっちゃさっぱり…
でもきっと、
「1人かい?よかったら一緒にカレー作らないかい?」
的なことを言ってきてる。
…
気づけば私はゴレンジャー達と一緒にカレーを作っていた♪
言葉は全く通じなかったが
ノリと勢いでどうにかなるもんなんだね。
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というわけでちょっと箸休め。今日はユースホステルとは!?というお題でつらつら語っていこうと思う。主にバックパッカーが放浪の旅で活用するユースホステル。特徴やシステム、楽しみ方などなど、旅人にとって少しでも役に立つ情報をお届けできたら、これ幸いでござる。ということで語っていくのでどうぞ、ご覧あれ。
ユースホステルとはどんなところなの!?
私もそうだったが、お金に余裕のないバックパッカーが利用する宿泊先の第一候補として、ユースホステルが挙がってくるのではないだろうか。“安く泊まることができる”という点では“ゲストハウス”と同じだが、ユースホステルの場合はそれにプラスして“観光案内”や“体験プログラム”を実施しているところが多い。そういう点で、旅の途中のまったりした時間でも退屈することはないと言えるだろう。
簡単に言えば、ユースホステルは、安い個人旅行をしようとする人たちを支援してくれる世界的な組織なのである。ちなみにユースホステルは世界約80か国にある。しかもトータルすると、約4000施設!すごい。まさに世界規模!ちなみにそのうちの60%はヨーロッパにある。つまり、ヨーロッパを旅するバックパッカーにとってはユースホステルは強い味方になってくれるのだ!しかもしかも!中には、豪邸や歴史的建造物がユースホステルとして活用されているところもある。そういう好立地な部屋は満室になることも多いが、あらかじめ予約もできるので、うまく日程を調整して宿泊を重ねるのもひとつの手だろう。
ユースホステルの特徴と言えばこれ!
会員制!これに尽きるかもしれない。もちろん私も会員のひとりだ。しかもこの会員は万国共通のため、ひとまず日本で会員になっておくことで、世界中の施設でユースホステル会員料金にて宿泊することができるのだ。
例えば日本だと、非会員の場合はビジター料金として+600円かかってくる。また、施設によっては会員じゃないと宿泊を許してくれない施設もあるのだ。世界中を長期間旅したり、単発でも頻繁に旅する人には是非とも会員になることをおすすめする。
ユースホステルのシステムを知ろう!
世界に約4000施設もあるのでユースホステルのシステムや料金は必ずしも一律ではないし、同じ土地でも高い施設から安い施設まである。ただ、それぞれの施設がユースホステル協会のもと、一定の基準で設けられているため安心して利用することができるのだ。部屋は男女別である。私が宿泊した施設は2段ベッドの4人部屋が多かった。ちなみに寝具の準備や清掃などは基本的にセルフサービスとなっている。また、シャワーやトイレも共有となっており、安いというメリットはあるが、潔癖症の人は正直覚悟がいるのかもしれない。ただ、住めば都なのである。慣れればまったく気にならないし、むしろ快適にさえ感じてくる(笑)そして一般的なツアーと比べてかなり安い価格で“観光案内”や“体験プログラム”が体験できるのも魅力のひとつなのである!
食事に関して言えば、宿泊代に朝食が含まれていることが多い。夕食も別途料金を支払うことでついてくる施設もある。また、調理室があり、現地のスーパーで食材を買い、作ることができる施設もある。(今回、私が宿泊したニースのユースホステルなんかはまさにそうである。)長期滞在し、その土地に馴染みたい人にとっては最高である。とは言ってもやはり旅行に来ているのだから、私の場合は街に繰り出し外食することが多かったが(笑)
料金に関して言えば、大体朝食がついてきて3000円くらいといったところか。しかし料金のピンキリは本当に土地柄で左右されるのが事実。
当時、私はヨーロッパ圏内で安いところでは1000円~2000円で泊まっていた。しかしロンドンなんかは6000円~7000円ほどになり、料金が跳ね上がってしまうため、予算オーバーでユースホステルには泊まれなかった(汗)
そういうこともあるので、宿泊場所のユースホステルは、前もって調べておくことをおすすめする。
ルームメイトと仲良くなれるメリットがある!
私はとにかく英語が話せなかった。だからこそユースホステルをフル活用した。つまりは同じユースホステルに宿泊している日本人とまずは仲良くなるのだ。旅は不思議だ。旅をしてるというだけでお互いにシンパシーがとれる。国々の情報交換から始まり、この後はどういったルートでどこの国まで行くのか。それにあたって注意しなければならないことはこれだ!みたいな(笑)私自身も、実際にたくさんのバックパッカーの人たちと触れ合い、そして前もって予定していたルートから大幅にルート変更して、まったく未知の場所に訪れたこともある。本当にユースホステルでの出会いには感謝しかない。不思議なことに、東京ではまず話しかけないであろう人たちとも、同じ“旅”という目的を持っているだけですぐに打ち解けられるのだ。そしてそこから派生して、外人とも仲良くなれる。詰まる所、バックパッカーの醍醐味は“一期一会の出会い”なのかもしれない。そういう意味ではユースホステルという場所は最大限に活用することができるのだ。結局AIがどれだけ世の中に溢れかえろうとも、原点は“人”で繋がり、未来も“人”で繋がっていくのだ。と、私はそう思う。
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では話を戻そう。
ハイ!カレーのできあがり!
うん、うまい!
その時に食べたカレーは絶品だった。
味とかじゃなくて、なんかこう、ヨーロピアンコンピレーション的な美味さだった。
モグモグ。
ムシャムシャ。
美味しくカレーを頂く…
が、赤ポロシャツ(通称:レッド)が
「にんじゃ!さむらい!すし!」
と、さっきからやたらジャポネーゼの私に突っかかってくる。
その度に私は侍の真似事や忍者の真似事や寿司の真似事をやってあげた。
カレー食ってる間に多分30万回はレッドがその言葉を発したおかげで、私の体は明日筋肉痛の刑だ。
まぁいい。
とにかく旅を通じて距離を縮めた仲間は最高だ。
意味はわかんないけど最高だ。
カレーもひとしきり食べ終わり、
皿洗いをしてる途中…
ゴレンジャーでいうところのブルー的存在の男が、
「ニースの街を徘徊しようぜ!」
的なことを言い出した。
そしてピンク的存在の女子が、
「ジョージも来なよ!」
と、誘ってきたので、
私は「ジョージじゃなくて、ショージなんだけどな…でもこいつ(ピンク)、私に気があるのかもな?可愛らしいやつめ…」的ないつもの勘違いで
「オーケー、イッツグー!」
とテンションと勢い任せに答えてしまったばかりに、ゴレンジャー達とニース徘徊ツアーをご一緒するハメになった。
この時、すでに時計は夜の8時を回っていた。
ユースホステルの門限は夜の10時。
うん、嫌な予感しかしない。
…なんて微塵も感じず、私たちはバスに乗り込み、いざニースの街へ!
そこでまた新たな事件に遭遇すのだが…
それはまた別のお話。
次回、私+ゴレンジャーでニースの街に繰り出すのだが、そこで立ちはだかる不可解な事件…結末や如何に!?乞うご期待!
To Be Continued・・・