看護師キムショー旅行記 ~放浪記から派生する役立ち情報~

看護師キムショーが自身のバックパカー旅行から学んだ役立つ知識や看護師として培ってきた役立つ知識をマルっといろいろな視点からお届けしていくブログです。どうぞ宜しくお願いします。

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メモリアルロマン飛行10 ~アメリカンゴレンジャーと暴走編~ 【付録】ニースという街について

どうも。救急ER看護師をやっておりますキムショーです。

今日もメモリアルロマン飛行の続き。

キムショー、ニースにてアメリカ人5人組のアメリカンゴレンジャーと出会う。そして夜な夜なニースの街へ降り立ったのだった!そこで待ち受けていた事件とは…どうぞ。

 

とりあえず私+アメリカンゴレンジャーは、バスに揺られながら、丘の上のユースホステルから、ニースの街へと繰り出すのだった。

それはおもろすぎるくらいの徘徊ツアーだった。

1人で街を散策するのも楽しいが、

こうやって旅で知り合った旅仲間たちと街を徘徊するのも違う楽しみがある。

たまにお互いの言ってる言葉が通じ合わなくて、変な間と空気もできるが、

結局最後には笑ってその変な間と空気もどこかへ吹き飛んでしまう。

夜の街を共に歩き、夜の海を共に走り、夜のにニースを共に感じた。

深くは覚えてないが、とにかくレッドの

「さむらい!にんじゃ!すし!」

という言葉と、

ただただ皆で笑い転げていたことだけは今でも覚えている。

そして、楽しい時間はあっという間にすぎ、

気づけば夜中の2時…。

バスも電車もない…。

丘の上のユースホステル目指して歩くとなると、途方もなく時間がかかる…。

ど…どうする!?私達!!

 

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ということで、ニースの街については特に何も紹介していなかったので、ここからはニースという街に関する情報をお届けしていきたいと思います。

ニースは私個人的にかなりおすすめの街です。優雅です。一度は行くべきです。私はパリよりニース派です。これからニースに行く旅行者さんは是非ご覧ください。それではどうぞ!

ニースとは!?

ニースとは…ずばり!フランスの第2の都市である。パリの次である。何度も言うが、私的にはパリより全然素敵な都市なのである。

場所はフランスの南側に位置しており、あの有名なコート・ダ・ジュールの中心地なのである。“リヴィエラの女王”とも呼ばれており、世界的にも有名なリゾート地のひとつなのである。とにかくビーチとそのまわりに建つ建物×建物×建物の風景が素敵なのである。もちろんビーチは美しいし、特に特徴的なのが砂浜である。砂浜というより石浜である。砂というより丸い石がゴロゴロ浜にあるのである。それを知らなかった私は、裸足でニースのビーチに飛び出したのだが、足が痛いの熱いのでひどい目にあった記憶がある。ニースのビーチに飛び出すときは、必ず靴を履いて行こう!また、冬でも温暖な気候なので、1年中をとおして多くの観光客が訪れる。フランスでは最高の観光地である。

ちなみにニースは歴史的にみても、紀元前→ギリシャ人に建設される。古代→ローマ帝国に支配される。中世→フランス王領になる。近世→サヴォイア公国やサルディニア王国、またスペインに帰属したこともある。このような背景もあり、様々な文化が行き交っている。そういう意味では海だけでなく、街歩き&食べ歩きも楽しめるポイントのひとつなのである。

ニースの気候は!?

ニースの気候はずばり、地中海性気候であるため1年中をとおして温暖で晴れ間も安定している。つまり、夏はカラっと晴れている日が多く、降水量も年間を通して少ないから気持ちが良すぎるくらい過ごしやすいのだ。

さらに32℃以上になることはなかなかない。さらにさらに冬は冬で温暖である。もう最高の街である。なんなら移住したい。

時期的に私のおすすめは…やはりとても過ごしやすい5月~9月になるだろう。(海で泳げるのは6月~9月なので注意!)是非そこを狙ってニースに行ってみてはいかがかな!?

ニースの観光エリアを知ろう!

ニースといえば、7kmにわたるビーチ×ビーチ×ビーチだろう。やはり海とその穏やかな気候を感じながらのんびりと時間を過ごすのが一番だ。

その中で観光も楽しめたら最高である。そういう意味ではニースの街は、“中心部のマセナ広場周辺”、“オペラ座から教会から市場から骨董市まである旧市街”、“シャガール美術館やマチス美術館があるエリア”の3つにわかれる。このそれぞれのエリアでのんびり買い物や散歩をするのがニースの楽しみ方なのである。

ニースの名物を知ろう!

前記事でも紹介したように、ニースという街は様々な背景があり、歴史があり、文化がある。そのため郷土料理もたくさんあるのだ。ニース風のサラダ“サラドニース”、野菜の肉詰め郷土料理“ファルシ・ニース”、ひよこ豆とオリーブオイルを使った素朴な味だがまるでお好み焼のような“ソッカ”などがある。

是非、ニースに行った人はニースの郷土料理を召し上がれ。

ニースを観光する上で注意する点は!?

ニースはヨーロッパの中でも比較的治安の良い都市だと私は感じた。しかし!それでも!私が宿泊していたユースホステルで、リュックサックが盗まれる事件が起こっていた。つまり、外国人観光客を狙ったスリや強盗は優雅なニースであっても頻発するのだ。特にマセナ広場や旧市街地の裏道に入るときは要注意である。人通りの少ない場所には行かないことが一番だが、もし裏道に入るようなら、貴重品はしっかりと身につけるなど工夫していこう。また、夜は街灯が少ない場所もあるので、そういうところはできるだけ寄らないようにしよう。


と…簡単にニースという街を紹介したが、とにかくこの街は言葉で語るより、行って生で見て感じるのが一番なのである。私の中で、ニースはヨーロッパお気に入りの街ベスト5に入る。もちろんパリより断然おすすめだ!ヨーロッパを周るにあたり、どの街に寄るか迷っている人は、是非ニースに立ち寄ってみることをおすすめする!

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では話を戻そうではないか。

 

気づけば夜中の2時。

バスも電車もない…。

丘の上のユースホステル目指して歩くとなると、途方もなく時間がかかる。

ど…どうする!?私達!!

と皆、唖然となるが、結局笑って不安は吹き飛ぶのだった。

とりあえず、どうすることもできないので、みんなでヒッチハイクを始めてみた。

と、ものの5分で、

キィィー、キキィィーーー!!

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1台の真っ黒なレーシングタイプのプジョが停まる。

ゴレンジャーの中で一番頭脳派なグリーンが、運転手と交渉中。

「OK!」
「YHAAAAAAAAA!!」

ってな具合に車で丘の上まで送ってもらえることに成功。

なんて良い人なんだ、運転手よ。

そして私たちはプジョに乗り込むことに…って、

運転手×ゴレンジャー×私=7人…

こんな人数、車に乗れるかぁぁーーー!!

と思ってたらゴレンジャーのイエロー的存在のデブが強引に私たちを車に押し込む。

気づいたら私は一番小さいということもあり、運転席と助手席の間のなんちゃらボード?サイドブレーキ?の上にチョコンと乗らされていた。

おまけに助手席はイエローでデブだけに狭いのなんのって。

そして後部座席の4人は完全に窓から上半身はみ出して箱乗り状態。

運転手もなぜかノリノリ。

なんて大胆な…。

こいつら、すげー…。

ここが日本なら捕まってるぞ…。

と思いながらも私も気づけば

「ヤッホォォーーォォイ!!」

と声が枯れるまで叫び続けていた。

 

ユースホステル到着。

扉の鍵閉まっとるげな。

仕方ないから策を乗り越えて窓から入るげな。

それが管理人に見つかって、怒られるげな。

でも結局、最後は笑って終わったげな。

アメリカ人、そしてフランス…

なんて自由な国なんだ…


そしてその夜はゴレンジャー達とバイバイしてそれぞれの部屋に。

 

翌朝…

私は寝ぼけながらにして調理室に顔を出すと、

またもやゴレンジャーが。

私「グッドモーニング!」

とつたないイントネーションで挨拶するが…昨日と様子がちょっと違う。

私「どうしたんだい?」

と聞いてみると、

ゴレンジャー「俺たち今日から別の国に行くんだ」

的なことをいつもの笑顔で告げられた。

が、そのハニカミ笑顔には少し悲しみが含まれていた気がする。

「オーケー!イッツグー!」

と私もハニカミ笑顔で応じた。

うん。

またサヨナラか。

でもこのニースの旅で出会えたことはきっと何年経っても忘れないから大丈夫だ!

彼等を見送る。

バスが見えなくなるまで見送る。

うーん。どうしよっかな。

とりあえずもう数日ニースにいようかな。

ここは良い街だ。


私は私のいくつかある脳細胞の内のひとつの扉を開け、そこに思い出を詰め込み、鍵をした。

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そして今日も私は1人で海へと出かける。

トップレスの美女たちを追い求めて…

 

 

To Be Continued・・・