看護師キムショー旅行記 ~放浪記から派生する役立ち情報~

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看護学校受験の小論文の書き方を知ろう!構成?ルール?役立つポイントをまとめてみました!

どうも。救急看護師のハチオです。

小論文小論文…小論文…看護学校の入試や、看護師として転職する際に絶対に必要になってきますよね(泣)

「どう書けばいいの?」「書き方のコツはあるの?」「そもそもの形式がわからない…」などなど、小論文を書く上でお悩みはたくさん出てくると思います(汗)

そこで今日は、看護学校の入試や病院への就職・転職のときに出題される小論文についてお役に立てる情報を書いていこうと思います。

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そもそも小論文は出題されるテーマが決まっておらず、また構成や段落など難しいルールが定められていることから、多くの方が苦戦を強いられているのではないでしょうか。

私も以前はそうでした(汗)どのように小論文を書いていいのかわからないという方、この記事を参考にしてみてはいかがでしょうか?それではご覧ください。どうぞ!

小論文の評価ポイントはこの5つ!

小論文は作文とは違い論理的かつ簡潔に自分の想いや考えが記述されているかが評価の基準となると言われています!実際には評価のポイントはいくつもあるようですが…以下の5つをしっかり抑えておけば、減点を免れるだけでなく、質の高い小論文として評価されますので必ず抑えておきましょう!(実際に私も予備校で以下の5つのことを教えてもらい、入試時の小論文の評価は、ABC評価段階で「A」評価をもらうことができました!)それではご覧ください。

①その小論文は文章の内容がテーマに沿っているか?

これは当然と言えば当然なんですけどね(笑)しかし!看護系小論文のテーマは時として人間の欲望についてなど哲学的なものが出されることがあります。この場合でも、決して話を脱線せずにテーマに沿った内容を記述しなければいけません。それに加えて自分の意見も示していく必要があります。書いているうちに自分でも訳がわからなくなってきて、気付けば焦点が合っていない!?なんてこともあったりしますよね(汗)そうならないためにも、その都度、内容を見直しながら、テーマと違ったことを書いていないか?話が逸脱していないか?を確認して書いていくことが重要になってきます! 

②その小論文は論理的に説明されているか?

小論文は作文とは違い、自分の意見やその理由を述べるというように論理的な記述形式に沿って記述しなければいけません。しかしながら論理的と言われても困りますよね?(汗)なので、私流に噛み砕いて書いてみました!

例えばですが、論理的とは→筋道が通っている。納得できる。客観的である。一貫性がある。感情的ではない。話に飛躍がない。…といったことだと思います。それをわかりやすく書く!といった感覚ですね(笑)

また、自分の意見に対する理由に説得力がきちんとあるかどうかも評価のポイントになってくるため、論理的思考をしっかり文字に起こして記述していく必要があるんです!なかなか難しいかもしれませんが、重要なことなので意識して書いてみてください! 

③その小論文に具体例が示されているか?

小論文では自分の意見やそれに対する理由を説明していきますが、理由を説明する際には、実体験を交えるなど具体的な例を示していくとかなり強いです!自分でも想像しやすくなりますしね。また、自分なりの気づき新しい発想をもとにした内容であれば、評価はさらに上がっていきます!

逆に言えば…自分が今までに体験したことない内容を頭に思い浮かべたとしても、きっと文章をうまく書くことはできないと思いますので、それを自然にできるように訓練していくことが一番の近道なのかもしれません!ここで言う訓練とは、何度も何度も書いて数をこなすことです。そうすることで自信にも繋がるし、自然に文章もうまく書くことができるようになってきます!皆さん、騙されたと思って数多く書いてみてください! 

④その小論文は文章の構成が簡潔で読みやすいか?

小論文の構成は概ね決まっています。基本的には序論(はじめ)→本論(なか)→結論(むすび)の順番で書いていきます。ただ、小論文はどうしても文字数が600~1200字で出題されることが多いので、段落として本論(なか)を2つの構成で書くのが基本のやり方ではないでしょうか。また、本論では主に→内容や例文、実体験、理由、データなどを書いていくと良いでしょう!そしてその構成どおりに記述していくことで、読みやすい文章に仕上がっていくはずです!しかしながら、前述でも記載しましたが、話の内容がタイトルと脱線していったり、書いている内容自体が明瞭さに欠けたり簡潔さに欠けることで評価を下げてしまう可能性があるので、そこは何度も読み返しながら十分注意して書いていきましょう! 

⑤その小論文に誤字・脱字、誤用がないか?

文字の誤字脱字、送り仮名や文法の誤り、熟語や慣用句の誤用があると、確実に評価は下がります。これは本当にもったいないです(泣)なので、記述後にはしっかりと自分の書いた文章を一言一句確認して、誤字脱字防止に努めていきましょう!また、自分の中であやふやな熟語や慣用句は使わないようにして、別の言い回し方を考えましょう! 

小論文の基本的なルールはこの7つ!

小論文では、男女関係なく主語の第一人称にを使用するなど、いくつかのルールが決められています!これらをきちんと理解し、守りながら書いていくことで、確実に減点を抑えることができます!他にも文法上の間違いや、句読点の位置などで減点されるのはあまりにももったいないです(泣)

少しでも良い点数がとれるように、以下に挙げるルールをしっかりと把握して、減点を抑えられるように努めていきましょう!それだけで全然小論文の評価は変わってくると思いますので!それではどうぞ! 

①語尾を統一する!

小論文では、話し言葉ではなく、堅い文章が求められます。語尾には「だ・である」を用い、「です・ます」などと混同しないよう、一貫して「だ・である」で記述していきましょう!

②一文の長さを短くする!

小論文は簡潔で読みやすい文章である必要があります。主語が長くなったり、句読点が多く文章が長い場合には読みにくくなってしまうため、一文は50文字以下に抑えましょう。ただし、短文が連続してしまうと幼稚な文章に捉えられがちなので、そこも注意しながら書いていく必要があります。読みやすい文章であれば50文字を超えてもまったく問題はありません!これを意識して、文長を調整しながら書いていきましょう! 

③婉曲的な表現を使用しない!

まず、婉曲とは→文章の表現が遠まわしだったり、露骨にならないように言いまわすことです。婉曲な文章だと、読みにくく意図が見えにくい文章になってしまうため、「~でなければならないだろう(推量)」、「~でなければならないのではないだろうか(推量+疑問)」、「~でなければならないかもしれない(不確実な推量)」、「~でなければならないと言われている(責任転嫁)」、「おおよそ~でなければならない(ぼかし)」など、このような婉曲な表現は使用しないように、注意しながら書いていきましょう!

④否定的な表現(言い訳・断り書き)は使用しない!

場合によっては、難しいテーマや自身の実体験にはないテーマが出題されます。このテーマに対して、「私には理解できないが~ではないだろうか」、「私には難しくてよく分からないが~だと思う」のように、否定的な表現を使用してはいけません!きっと読む側からすると、単純に良いイメージを持たれないからです(泣)難しいテーマや自身の実体験にないテーマは、それだけで頭を悩まし頭が痛くなってきますが(泣)、よくよく考えると、多分会場にいる9割の人がそういう状況だと思います(笑)なので、もう一度深呼吸して気持ち落ち着かせて…肯定的な文章で書き進めていきましょう!それだけで周りの受験者の一歩前を進んで書けているはずです! 

⑤同じ内容・表現の繰り返しを避ける!

最初の頃は私もそうでしたが、文字数を稼ぐために同じ内容を繰り返し記述したり、「その問題は未だ未解決である」というように、同じ表現(“未だ”と“未”解決は重複表現)を繰り返してはいけません!きっと読む側からすると、「?」が浮かぶか…あるいは「文字数を稼いでいるだけだな」と思われてしまいます(泣)文章を書いていく上で、余計なものは省いていき、そのぶん実体験・理由・データなどを書き足して、中身の濃い小論文にしていきましょう!   

⑥原稿用紙の使い方・ルールを守る!

看護系小論文は、教育機関や医療施設によって縦書き横書きの2つの原稿用紙が用いられます。段落においてはどちらも変わらず、内容が変わる場合には「改行(1マス空ける)」しなければいけません。また、数字においては、縦書きの場合は「一〇〇」または「」というように漢数字で表記するなど、原稿用紙の基本的な使い方・ルールを守る必要があります。原稿用紙の使い方で減点されるのは本当にもったいないです!逆に言えば、使い方を知っていれば減点されることはないので、ここは確実にルールを守っていきましょう! 

⑦文字数は最低でも80%以上埋めること!

看護系小論文の多くは800文字ですが、最低80%以上(640文字以上)、できれば90%以上(720文字以上)記述しましょう!なお、文字数がオーバーした場合には減点または採点対象外となる場合があるため、必ず規定文字数以内に抑えるようにしてください!

ちなみに当日私は、1200文字規定の看護専門学校を受験しましたが、テンションがあがりすぎてしまい、1400字くらい書いてしまいました(汗)その後、不要な文章を削除するのにものすごく時間がかかった記憶があります(泣)

文字数が足りていなかったり、文字数オーバーで採点対象外になるのは本当にもったいないので、自分で文字数をコントロールしながら書いていきましょう!これに関しても、をこなしていけばコントロールできるようになってくるはずです!皆さん、自信を持って本番に臨みましょう!

小論文の4つの段落構成はこれ!

伝えているとおり看護系小論文は、「①序論」「②本論1」「③本論2」「④結論」と段落の構成は概ね決まっています。文字数は800文字が多いことから、①序論(100文字)、②本論1(300文字)、③本論2(300文字)、④結論(100文字)といった構成だと書きやすいのではないでしょうか。もちろん各段落の文字数はテーマによって異なりますので、変動しても問題はありません。しかしながら、序論や結論が多く本論が少ないといった構成では、読む側からしても意図が読み取りにくくなるため、おおよそ「100:300:300:100(文字)」の構成が妥当です。そして大事なことは、最初の試験開始の合図と供に原稿用紙に大体のをつけておくことです!(800文字規定の場合、最初の100マス目・その後300マス目・その後300マス目・その後100マス目に印をつける。)そうすることで、文章を書き進める中で、自分でも文字数をコントロールしやすくなります!

それでは「看護観」をテーマにした場合の各論の段落構成について、わかりやすく説明していこうと思います。どうぞご覧ください。

①序論を書こう!

冒頭では、テーマに対する自分の考え簡潔に示します。看護観であれば例えばですが、“その人らしさを生かすことが個別性のある看護観だと私は考える。”というように簡潔に主語述語で述べることで、以降の文章がより明瞭になり、読む側に対してわかりやすい文章に仕上がってくるはずです! 

②本論1(説明)を書こう!

いよいよ本論ですね。本論1では自分の考えに対する説明を、実体験他の人の引用などを用いて述べていきます。冒頭で提示した看護観、“その人らしさを生かすこと”に沿った内容(なぜそう思うようになったのか、など)を補足的により詳しく説明していきましょう!そしてそう思うようになったきっかけである具体的な例を、次の本論2にて書き足していきます。 

③本論2(具体例)を書こう!

この本論2では前段落で述べた説明の補足反論などを、自分の実体験をもとに具体的に述べていきましょう!実体験を書くことで、説得力のある文章が書けるはずです。さらに、元となるデータ歴史を書くことができれば、さらにより深い文章になっていきます。データや歴史に関しては、日々新聞を読んで自分の頭の中にインプットしていく他ありません。面倒と思うかもしれませんが(汗)試験の半年前くらいから新聞や本を読む習慣をつけて、知識を得ることをおすすめします。私も半年前くらいから新聞をとるようにして、毎日30分~1時間ほど読む習慣をつけました。そうすることで、時代の流れや現状起こっている医療業界での問題などが大体わかってくるようになります。そして、そこで得た知識が実際に小論文の試験で役に立ちました。私は3校ほど看護専門学校の社会人入試を受験したのですが、難なく小論文を書くことができましたよ(笑)面接で落ちてしまいましたけど(泣)ただ、なんにせよ半年間の努力は無駄ではなかったです。きっと新聞や本の知識は面接でも役に立ってきますしね(笑)そういう意味では新聞と読書の習慣づけはおすすめします!

④結論を書こう!

最後に、テーマに対する自分の考えを再度提示します。しかしただ再度提示するだけだと、冒頭の序論と何ら変わりなくなってしまうので…(汗)それに加えて今後の試み目標解決策などを述べ、文章を締めくくります。そうすることで結論っぽくなります(笑)

どうでしょう?なんとなくここまで序論→本論1→本論2→結論の流れはみえてきましたか?もうあとは書いて書いて書きまくって体に覚えさせるしかありません!むしろ何度も書いていけばそんなに考えずともスラスラ書けるようになってくるはずです!最初は騙されたと思って何度も書いてみてください!きっと書けるようになります!

小論文を書く際の時間配分のポイントはこれ!

小論文の規定時間は受験する学校や就職する医療施設、またテーマによっても異なりますが、概ね50分~90分、長いところで120分です。長っ!と思うかもしれませんが、実際に時間内に文章を書くことは容易ではありません(泣)むしろ時間少なすぎます(笑)だからこそ、時間を上手に使うことが非常に重要なポイントになってくるんです。

個人の書きやすさにもよると思いますが、基本的には「構想(2):記述(7):確認(1)」の割合で文章を書いていくことをおすすめします。特に早く書き終われば終わるほど有利になってきます。そして余った時間は何度も何度も見直すことをおすすめします。「完璧にできた!」と思っていても、必ず誤字・脱字・誤用がでてくるからです。それこそもったいない減点になってしまうので、「これでもかっ!」というくらい見直ししましょう!

構想のポイントと重要性を知る!

小論文を書くにあたって最も重要なポイント構想です!試験開始の合図と供に、文章を構想する時間を10分~20分程度費やしましょう。「構想に10分~20分もかけるなんてもったいない!」と思う人もいるかもしれませんが、しっかりと記述内容を考えることで、その後の書きやすさがかなり変わってきます。これ、かなり重要です!(笑)もちろん、構想力がある人は20分も時間をかける必要はありませんが、小論文が苦手な人は構想に時間をかけることをおすすめします!

それでは構想するにあたっての方法順序を書いていきますね!まずは以下の(1)~(6)の内容を、走り書きでもいいので実際に箇条書きにしていくことをおすすめします。

(1)意見・見解…テーマに対する自分の意見見解を書き出してみる。

(2)知識・情報…テーマに関する知識情報(もちろん自分の知っている限りで十分です)を書き出す。そして使えそうなものを選んで下線を引いておく。

(3)体験・経験…自分の身近に起きた具体的な体験経験出来事を思い出して書き出してみる。

(4)連想…(1)~(3)で書き出してみた内容に関連する物事考えを思い浮かべて、書き出してみる。

(5)引用…他人の説事例を思い出してみて、関連性があれば書き出してみる。

(6)資料…具体的な資料データを思い出してみて、関連性があれば書き出してみる。

まずはこれらのことを箇条書きにしていきます。そしてさらに作業を行いつつ、課題文の重要語句を抽出し、マーキングしていきましょう。そうすることで、自分の中でポイントをまとめることができます。また、少し違うなと感じた部分は、理由を考えて書き記していくようにしましょう。そして、段落構成の大まかな枠組みを決めていけば、7割はもう書き上げてしまったようなものです!(笑)

このように、最初から本文を書いていくのではなく、まずは1つ1つ情報を抽出した後に書き始めることで、頭の中が整理でき、より早く、より論理的に書くことができます!だからこそ、まずは10分~20分の時間を費やして、構想を練るようにしましょう!また、最後に見直しするのを忘れないようにしてくださいね!(笑)最初と最後が肝心です!あとは途中を埋めるだけ。きっと皆さんもスラスラ書けるようになるはずです!

まとめ

ここまで読んでみてどうでしたか?少しでも小論文に対しての苦手意識がなくなったのなら、これ幸いです(笑)とは言いつつも、読者の心を掴む小論文を書ける人はそうそういません(笑)また、試験官や採用担当者は、加点方式ではなく、減点方式を用いて小論文を評価しているのが実情です。実際加点なんてものは、その人の好みになってきますしね(泣)

話が少し脱線してしまいましたが(汗)まずは減点対象を減らすことに重きを置いて、小論文の勉強に取り組んではいかがでしょうか?減点に関しては文章のセンスではなく、誰でも努力して減らすことができますしね!そして次に、さまざまなテーマをもとに小論文を書きまくってみて、それを他の人にみてもらいましょう!この積み重ねが質の高い小論文を書くためのコツだと思ってます。可能な限りたくさん小論文を書いて、小論文に慣れてください!書けば書くほどそれが自信に繋がってきます!文章を書くのがヘタクソな私が言ってるから間違いありません(笑)これから小論文試験を受ける皆さんのことを応援してますね!