どうも。救急看護師ハチオです。
私は現在、男性看護師として救急ERで働いています。
36歳から東京都立の看護専門学校に3年通いました。看護師として働き始めたのは40歳からです。なので私は遅咲きの看護師人生スタートになります(汗)
きっと同じような状況で看護師を目指し、「本当にこの選択は正しいのか…」「この年齢でもやっていけるのか…」「男でも平気?」「勉強大丈夫かな…」などなど、不安をたくさん抱えている人が多いのではないでしょうか。
正直、看護学校に入る前は私も同じような悩みを抱えていました(笑)なのでポイントを絞って…
◎看護学校がどのようなところなのか?
◎勉強はどのくらいしないといけないのか?
◎勉強についていけるのか?
◎実習って厳しいって聞くけど、実際はどうなのか?
◎生徒同士、教員、指導看護師との人間関係はどうなのか?
などなど…私の実体験も含めて、実際に学校に通い卒業してみて感じたこと…学校生活を楽しく過ごすためのコツ…などをしっかりお伝えできたらと思います。
この記事が少しでも同じような悩みを持っている人に役に立てば、これ幸いです。良かったらご覧ください!
看護学校は厳しいと言われるけど…それは本当?
実際のところ、看護学校は厳しい!というイメージを持たれている方は多いのではないでしょうか?
正直に私が感じたことを言いますと、厳しい!です(笑)
しかし、ゆくゆく人の命を預かる職業ですから、ある程度は厳しいことを覚悟して臨まなければならない部分もあると思います。(あ、でも、そのぶん楽しいこともたくさんありましたよ(笑))
学校によっての特色もあるでしょうが、普段からメリハリをつけて生活している方であれば、厳しさ半分・楽しさ半分の学校生活を送ることができると思います!
服装や髪型のルールは?
看護学校によって校則に違いはありますが、私の通った専門学校では普段は自由に私服で通学できました。髪型も、実習期間中でなければ自由だったので、それぞれ個性溢れる髪形にしてましたよ。もちろん実習期間中や式典の際は、スーツやナース服の着用は必須でしたが(笑)それでも昔と比べて、服装や髪形は規制がゆるくなったと言われています!
ここでのポイントとしては…
◎実習期間中や式典では髪の色をやや落とす。
◎実習期間中や式典では肩にかからないようにまとめる。
最低限このようなことは必要になってきます!学生と言っても立派な大人ですしね(笑)、ある程度の秩序ある服装・髪型で学生生活を過ごしていきましょう!
看護学校は休めないって本当?
正直に言います!看護師という仕事は、激務であり患者さんの命を預かる仕事です!
看護師の仕事に就くと、簡単に「休む」ということはできないのが実情です。実際に看護師だけに限らず病院内はチームで動いているのでスタッフ間に迷惑が掛かりますし、何より患者さんに迷惑がかかってしまいます(汗)
そういう点において…看護師として働きだしてからのことも見据えて、やはり一般的な学校と比べると、欠席していい日数は少なめであることは間違いありません(これも学校によるみたいですが…)!
また、看護学校は単位制となっているため、各単位に対しての必須授業時間が設定されています。やむを得ず欠席する場合は、科目を落とさないようにうまく調整することが大切です。
ただし、ママさん学生は子供の体調にも大きく左右されると思います。そこで…どうしても家族の協力が必要になってくると思います。どうしても休まなければならないという事態が発生した場合は、看護学校の教員に相談するのもひとつの手だと思います。実際に私の同級生のママさん学生たちは、よく相談していましたよ(笑)
私自身も学生時代の3年間で学校を休んだのは2~3日でした。かなり厳しいように聞こえるかもしれまんが…看護師になりたいという志を持っていればなんとかなるものです!厳しいですが、ここは頑張って出席してほしいところです!
看護学校は厳しい厳しいと言われるけど…
前述で記載したとおり、私の学生時代は厳しさ半分・楽しさ半分でした。具体的に言いますと、私立高校程度の校則と思って良いと思います!
特徴としては、やはり看護師という職業を見据えての学校であるということから
◎自己管理ができる。
◎報告・連絡・相談を行うことができる。
◎自主的に考えて行動できる。
ということが求められていたような気がします。
私は東京都立の看護専門学校に通いましたが、現役生半分・社会人半分で平均年齢は高かったです。その点では、自然に「オン・オフをはっきりつけられる」という人が多かったように思えます。
また、私の友人が通っていた新卒者(高校を卒業して、そのまま18歳で進学する人)の多い学校では、年齢層が若く、規則を守れない生徒が多いというような話も聞きました。まぁこれに関しては一概には言えませんが…でも、そういった学校では校則も厳しいようです(汗)
こういった情報は、学校選びの際に事前に聴取したほうが良いと思います!
ただ、ひとつ言えることは、看護師は他人様の看護をする仕事です。
自分の面倒をみれない人に、他人様のお世話はできません(汗)
それは私自身、実際に働いてから身に染みて実感していることです(泣)
だからこそ求められることは、
◎自らルールを守れるということ。
◎ケジメをつけられるということ。
つまり、社会常識を守れる大人であれということだと思います。
これは、社会人経験のある方なら当たり前のことですし、新卒者にとっても遅かれ早かれ経験することです。そういう意味では新卒者の方も、まわりの大学生の友達より社会の厳しさを早い段階で学べるので、私は良い教育環境にあると感じていますが(汗)是非、頑張って乗り切ってほしいものです!
看護学校では勉強ってどのくらいするの?
今回は私自身が3年制の看護専門学校に通っていたため、看護専門学校3年制の場合の勉強量や勉強の流れを私自身の体験談から記載しますね。
1年次で学ぶこと
そうですね…今、振り返れば…あの頃は勉強ばかりの日々でした(笑)
主に座学と基礎的な学内実習になりますね。単位を取得しなければならない試験もたくさんあります(泣)
基本的には、その科目の授業が終わればすぐに試験、という流れの繰り返しになります。
それぞれの科目で課題(宿題)も多く出されます(学校や教員の方針で差があるみたいですが…)。しかしこれは1年次に体の仕組みや看護についての基礎をすべて学ぶ必要があるからです。私も2年、3年になるに連れて気づきましたが、ゆくゆく1年次で学んだことは、後々に繋がってくるので、すごく眠たくなることは多いですが…1年次は踏ん張りどきです!
2年次で学ぶこと
1年次に比べると科目は減ります。
1年次に学んだ基礎を元に疾患と疾患に対する症状・看護などを学んでいきます。
そして2年次の後半から、本格的に医療機関(病院や施設など)で患者さんを目の前にして実習体験することになってきます!はじめの頃は、わけもわからず実習で患者さんのお相手をすることになり、きっと緊張と不安でいっぱいいっぱいになると思いますが、それも学びのひとつだと思って頑張ってほしいです!私も2年次の実習は毎日緊張と不安で汗をかきっぱなしでした。懐かしい(汗)
3年次で学ぶこと
2年間勉強してきたことの集大成です。
3年次のほとんどは、医療機関(病院や施設など)での実習になります。
私の学校では11月末まで実習があり、それ以降は国家試験対策を行うことになります。
学校での学びは1年次~3年次まですべて繋がっていきます。
人体の仕組みを理解せずに、疾患を理解することはできません。
なんだか難しそう、と思われたかもしれませんが…大丈夫です!勉強嫌いで36歳で入学した私でも、看護学校ではまずまずの成績を残せました。
それにはいくつかポイントを抑えることが大切です!なので私が実体験で感じたことを書きますと…
◎暗記が重要!とにかく覚えること!
◎授業をよく聞く!医者・看護師が講義を行うことが多いので、試験内容は授業が大切になってくる!
◎過去問が手に入る場合は、徹底的に過去問を解く!先輩と仲良くする!
この3点が重要になってきますね。
正直に言いますと、授業・座学は眠たいです。私自身も半数はウトウトして授業を受けていました(汗)しかし授業を聞くことは、成績にそのまま反映するといっても過言ではありません!実際に私もそうでした(汗)しっかり聞いて自分のものにしましょう。後々、国家試験の勉強の時に成果もでてくるはずです!
社会人から看護学校に通われる方の中には、現役から長く退いており、久しぶりの学校に不安を感じるかもしれません。
しかし、看護の勉強に関しては皆ゼロからの始まりです!きちんと授業を受けていれば遅れをとることはありません!実際に私の学校での成績上位者は社会人が多くを占めていました!なので自分に自信を持って頑張ってほしいところです。
まとめ
いかがでしたか?
前半部分で、看護学校がどういうところなのか…看護学校の厳しい部分…看護学校でどういった流れで勉強していくのか…など、この記事から伝わればこれ幸いです。
後半部分では、実習の厳しさや楽しさ…実習に向けての対策…看護学校での学生生活を楽しむコツ…などを紹介していきたいと思います。次回をお楽しみに!
看護師になろうと志している方や、実際に看護師として働いている方に向けて、これからも役立つ情報を掲載していけたらと思います。
今後ともご愛読して頂けると嬉しいです。宜しくお願いします。