どうも。救急ER看護師をやっておりますキムショーです。
今日もメモリアルロマン飛行の続き。
キムショー、ミラノで出会った彼女とニースで再会するも、幸せな時間は束の間。またしても彼女とサヨナラを交わし、そして!そして!ついに夢にまでみたスペイン・バルセロナへと到着!そしてそこで待ち受けていた神様の悪戯とは…どうぞ。
~スペイン・バルセロナ~
サグラダ・ファミリア…
グエル公園…
カサ・ミラ…
カサ・バトリョ…
ガウディが手がけた建築物たちだ。
もしかして私がこの旅で一番自分の目で確かめてみたかったモノだったのかもしれない。
薄々気づいてはいたのだが、旅しながら改めて確信した。
私は古い建築物が大好きだ。
ガウディの手がけた賜物達…
これ、何時間でも見れるわ…
世界は広いもので、建築物に対して恋愛感情を抱く人達がいるらしい。
人が人を愛するように、人が建築物を愛するのだ。
キスとかしたくなるのだ。
もしかしたら私はその類の人間なのかもしれない(汗)
私はガウディの手がけた賜物達を、
時間も忘れて、ただただ見ていた…
見てはユースホステルへと帰り、また次の日に見てはユースホステルへと帰る。
そんな生活を繰り返していた。
バルセロナはユースホステルもよかった。
80歳のおばあちゃんと、おばあちゃんにしかなつかない犬が経営している幼稚園を改造したようなユースホステルだった。
落ち着く。
果てしなく落ち着く。
ここは子供部屋か!?
と言わんばかりの子供部屋に、大の大人達が、ワイワイ酒を交えながら、くだらない会話を交わし、出会いと別れを繰り返していた。
スペインはご飯も美味しい。
私は毎日のようにパエリアを食しに外へと出かけた。
中でもうまかったのが、真っ黒な色をしたイカ墨パエリアだった。
見た目のぐろさとは真逆で、口の中でまろやかなハーモニーを奏でながら、じんわり贅沢に美味しさを届けてくれる。
うん。絶品!!
ご飯を食べた後に道や広場を散策すると、5メートル置きに大道芸人が観光客たちを楽しませてくれる。
この銅像っぽいのもそうだ。
銅像ではなく大道芸人なのだ。
ずっと見ていたが、本当に動かない。
本当に驚きである。
こいつら、死んでるのか?
それとも本当に置物なのか?
…と目を疑うくらい徹している。
プロとはこういう人たちを言うのだろう。
そして私はくる日もくる日もサグラダ・ファミリアを訪れた。
昼の日光に晒された眩しいくらいに身を包むサグラダ・ファミリアもよかったが、夜のグリーンの照明に包まれた不気味で艶やかなサグラダ・ファミリアもまた違う面持ちでよかった。
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ということで、ここまでバルセロナの素晴らしさを語ってきたが、今日は観光したい人向けにもう少し詳しくバルセロナという街について掘り下げていこうと思う。
これからバルセロナに旅行に行こうと思っている人は必見である。是非、バルセロナ旅行情報として役立ててもらえると嬉しい。ではご覧あれ。
バルセロナという街!
バルセロナは、情熱の国スペインの中でもダントツに人気がある街である。
世界的に有名なサッカーチーム“FC バルセロナ”の本拠地であるカンプ・ノウをはじめ、天才的な建築家“アントニオ・ガウディ”が手がける数々の作品群が街のそこらじゅうに点在しており、どこを歩いても絵になる地中海が目の前に広がり、美味しいスペイン料理、陽気な気候と雰囲気、もうどれをとっても最高の街なのである。世界中の人々を魅了してしまうのである。一生に一度は訪れてほしい…と個人的に思う今日この頃。是非機会があればバルセロナに行こう!
バルセロナの基本情報!
ちなみに時差は日本時間マイナス8時間なのだが、サマータイム期間(3/31~10/27)はマイナス7時間になるのだ。
気候は1年をとおして湿気が少なく、年間300日以上が晴れているという日本では考えられないほど陽気な気候なのである。ちなみに夏は大体23~30℃、冬は13~15℃と比較的どの季節でも過ごしやすい。もう最高である!ただし…昼と夜の寒暖差が大きいので、羽織れる上着などは常備しておくことをおすすめする。
物価は日本よりやや高めであり、言語は主にスペイン語とカタルーニャ語である。英語はボチボチ通じるといったところか。
スペインに行くのであれば、「グラシアス(ありがとう)」という言葉は覚えて行こう!
バルセロナで観るべきところはここだ!
サグラダ・ファミリア
これは誰もが知っているのでは?2005年にユネスコの世界遺産に登録されたアントニオ・ガウディの未完の建築物(教会)!っていうかガウディ、もう死んどるし!でもまだ完成してないし!どないやねん!って感じで、資料さえもスペイン内戦で焼失しているのだ。完成まで300年以上かかると言われていたが、最近のIT技術の進歩と観光客増加によって得た資金で2026年に完成が見込まれている。もうワクワクが止まらない。ガウディの頭の中だけに描かれていた未完作品があと数年で完成するのだ。私も心奪われた建築物であるが、バルセロナへ行ったら絶対に足を運んで、サグラダ・ファミリアを拝んでみてはいかがだろう!
入場料は15€。営業時間は季節によって変わり、11月~2月は9:00~18:00、4月~9月は9:00~20:00、3月と10月は9:00~19:00になる。そして12月25日、12月26日、1月1日、1月6日は9:00~14:00になるので注意しておこう。所在地→Carrer de Mallorca, 401, 08013 Barcelona, Spain
カサ・ミラ
こちらもガウディの建築物。グラシア通りにあり観光客に人気の建築物。もう何時間でも見れてしまうのだ。なんといっても見所は直線部分を持たない波打つような外観!一説では地中海をイメージしていると言われているのだ!こちらも1984年にユネスコ世界遺産に登録されており、なんと驚きなのは、居住部分もあるのだ。現在4世帯が入居中。よほどの金持ちか物好きが住んでいるのであろう。世界でもめずらしい賃貸物件である。ちなみに居住部分以外の部屋はガウディ建築の博物館になっており、入場料を払えば居住部分や屋上も見学できるのだ。屋上にはサグラダ・ファミリアを眺めることができる人気スポットでもあるのだ。ここも是非一度足を運んでほしい建築物のひとつである。
入場料は一般人22€、学生16.5€、7歳~12歳11€、7歳以下無料である。営業時間は9:00~20:30(11月6日~12月24日、1月4日~3月2日は9:00~18:30)。休館日は12月25日。所在地→Provença, 261-265, 08008 Barcelona, Spain
カサ・バトリョ
こちらもガウディ作品群の1つとして世界遺産に2005年に登録された建築物。屋根の一部が盛り上がり、ドラゴンの背に見える事から、一説ではカタルーニャの守護聖人サン・ジョルディのドラゴン退治の物語を模したものとの説もあり。別名「骨の家」「あくびの家」とも呼ばれている。一般公開されたのは2002年でガウディ生誕150年の節目の年だった。内部は美しいステンドグラスの大きな窓から光が差し込み、波打つ室内では海原に抱かれたような感動を味わえるのだ。
入場料は24.5€、6歳以下無料。営業時間は9:00~21:00。所在地→Passeig de Gràcia, 43, 08007 Barcelona, Spain
グエル公園
グエル公園はガウディのよき理解者でもあり後援者でもあったグエル伯爵が、ガウディと共にブルジョワ階級向けの庭園住宅として建設していたものである。しかし、当時からは先を行き過ぎた2人の価値観と構想は受け入れられず、購入は60軒中2軒のみ(泣)。グエル伯爵没後は市に寄与され公園になったのである。波打つ曲線、陶器やタイルの破片をモザイクのように覆った手法、自然と建築物が調和した風景などガウディ建築の骨頂とも言える世界遺産公園…私は世界一の公園だと自負している。というよりこれは公園なのか!?すごすぎる!
入場料は一般8.5€、7歳~12歳6€、6歳以下無料。営業時間は1月1日~3月24日、10月28日~12月31日は8:30~18:15(※2月17日~3月24日は8:30~19:00)。3月25日~4月29日、8月27日~10月27日は8:00~20:30。4月30日~8月26日は8:00~21:30。所在地→Carrer d'Olot, 5, 08024 Barcelona, Spain
カタルーニャ音楽堂
バルセロナにあるコンサートホールである。カタルーニャ・モデルニスモ様式で設計されており、休憩室のバルコニーに立つ柱にはバロック、モデルニスモ、ムデハルなど、それぞれ違った模様と様式を取り入れたデザインがモザイクで描かれている。すげー!ちなみに音楽堂最大の見所は、建築家モンタネールが作り上げた豪華な装飾と日の光を浴びて美しく輝くステンドグラスである。美しすぎる!世界遺産に登録されたモデルニスモの傑作を是非ご覧あれ。
ツアー価格で20€、10歳以下無料。営業時間は10:00~15:30。7月は10:00~18:00。8月は9:00~20:00。休館日は事前確認しておく必要がある。所在地→Sant Ffancesc de Paula 2, 08003 Barcelona, Spain
カタルーニャ国立美術館
バルセロナを一望できる高台に立つ国立美術館である。宮殿のような建築物で見るものを圧倒する。ここは1929年に万博博覧会の開会式に使用されており、主にロマネスク様式の美術品を数多く展示しているのだ。その規模はヨーロッパ最大級とも言われている。ピレネー山麓の教会から集められた壁画は、一見の価値ありである。ルネサンス、ゴシック、モダンアートと多くの分野をカバーしているので、正直言うと…1日では物足りないほど中身が濃い美術館なのだ!
入館料は12€(購入日より1ヶ月以内2日間有効)テラス展望台2€。家族連れ(大人2名+子ども1人)、学生は30%引き。16歳以下、65歳以上は無料。営業時間は10月~4月は火曜~土曜10:00~18:00。5月~9月は火曜~土曜10:00~20:00。日曜日、祝日は10:00~15:00。休館日は1月1日、5月1日、12月25日。所在地→Palau Nacional, Parc de Montjuïc, s/n, 08038 Barcelona, Spain
ピカソ美術館
スペインの偉大な芸術家“パブロ・ピカソ”の美術館である。ここも人気は高い。何気にピカソは多感な10代をバルセロナで過ごしており、“青の時代”はその時期に描かれたものなのである。作風が何度も変わっていったピカソの歴史が、年代とともに展示されており、見応え抜群であることは間違いない!幼少期から晩年までピカソのルーツを楽しめる美術館なのである。また、建物も中世の雰囲気を残した造りとなっており、美術館を楽しんだ後は近隣散策もおすすめである。
入場料は12€(木曜18:00~、第一日曜日、5月18日、9月24日は無料)。18歳~25歳、65歳以上は7€。営業時間は火曜日~日曜日は9:00~19:00。木曜日のみ9:00~21:30。12月24日、12月31日は9:00~14:00。1月5日は9:00~17:00。休館日は毎週月曜日、1月1日、5月1日、6月24日、12月25日。所在地→Carrer Montcada, 15-23, 08003 Barcelona, Spain
サンパウ病院
当時ガウディと人気を二分していた建築家“モンタネール”の最大規模の作品であるサンパウ病院は、世界で最も美しい病院と称されているのである。1997年に世界遺産に登録され、2009年まで実際に診療が行われていたが、老朽化のため閉鎖することに。修復工事を施しつつ部分的に公開されていたものの、2014年3月に工事が終了し、現在はツアーだけでなく個人入場も可能になった。ため息のでるような豪華な装飾、美しいステンドグラスなど、キリスト教とイスラム教の融合が織りなすモダニズム作品に満ち溢れた病院。こんなところで働いてみたい!(いち看護師の嘆き)。
入場料は17€。12歳以下3€。12歳から29歳、65歳以上12.8€。2月12日、4月23日、 9月24日、毎週日曜日は入場無料。営業時間は4月~10月は月曜日~土曜日9:30~18:30。日曜日と祝日は9:30~14:30。11月~3月は月曜日~土曜日は9:30~16:30。日曜日と祝日は9:30~14:30。休館日は1月1日、1月6日、12月25日。所在地→Carrer de Sant Quintí, 89, 08041 Barcelona, Spain
まとめ
ガウディとモンタネールが築き上げた街・バルセロナ…どうだろう。行きたくなっただろうか?私はもう一度行きたいと思っている。本当に飽きない街なのだ。いつまででも歩いていられるのだ。ヨーロッパといえばどうしてもイギリスやフランスやイタリアに目がいきがちだが、私は自信を持ってスペインもおすすめする。もしスペインに行くことに迷いがある人は是非行ってほしい。少しでもこの記事が役になったのならこれ幸いである。それではこれからバルセロナに行く人へ…素敵な旅になりますように!アディオス!
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では話を戻そう。
バルセロナで時間を過ごして何日経ったのだろう…
私は身のあるような、ないような…そんな贅沢な日々を過ごし、
いつものように、おばあちゃんと犬が経営する幼稚園ホステルへと帰宅する…と、
そこには
ミラノで出会い、そしてニースで再会した彼女が
バルセロナでも立っていた。
3回目は驚かなかった。
偶然は必然。
2度あることは3度あるのだ。
旅とは奇跡の輝石が積み重った軌跡なのかもしれない…
To Be Continued・・・