看護師キムショー旅行記 ~放浪記から派生する役立ち情報~

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メモリアルロマン飛行22~寄り道で出くわした笑顔編~ 【付録】ノイシュヴァンシュタイン城についてのいろいろ

どうも。救急ER看護師のキムショーです。

今日もメモリアルロマン飛行の続き。

私はついに夢に夢みたノイシュヴァンシュタイン城へと足を運ぶ。

それでは続きをどうぞご覧あれ!

 

ノイシュヴァンシュタイン城…

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住みてぇぇ。

昔からそう思っていたのだが、

いざその城を前にしてみると…スケールのでかさに唖然。

城内に入ると…スケールとかそういう次元を超えて唖然。

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というより、口をポカンと開けたままずっと無邪気な子供のようにその一瞬一瞬を楽しんでいた気がする。

私は城内で女性2人組の日本人旅行者と出会う。

一緒にノイシュヴァンシュタイン城を回ったのを覚えている。

しかし話の内容はまったく思い出せない。

あれだけ期待いっぱい夢いっぱいで訪れた場所なのに…

いざ思い出そうとすると記憶がボヤっとしてて…

それよりもただただ外で雨がザーザー降っていたことだけを明確に覚えている。

なので…

残念ながら、ノイシュヴァンシュタイン城のお話はここまで。

 

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なので、あの時の記憶を思い出したい一心でノイシュヴァンシュタイン城について調べてみた。せっかくだし、これからノイシュヴァンシュタイン城に足を運ぼうとしている旅行者の皆さんに有益な情報になれば、これ幸いである。しかし本当にあれだけ期待していた場所なのに記憶が思い出せない…。とりあえず書きながら少しずつでも思い出そう。では、ご覧あれ!

ノイシュバンシュタイン城とは!?

ドイツで一番有名な城と言えばノイシュバンシュタイン城である。日本人が訪れたいドイツの観光名所の一つだろう。

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また、シンデレラ城のモデルとしても有名で、ミュンヘンから2時間ほどで行けることから、個人旅行者にも人気なのである。

ノイシュバンシュタイン城の悲しい歴史①

城の築城は19世紀。日本が明治時代の頃!なんとびっくり産業革命以後に築城された城なのだ!夢を壊してしまうかもしれないが、実は歴史ある中世の建造物ではないのだ。
また石造りではなく、鉄骨コンクリート造なのだ。

しかし伝統的な建築様式にも見えるこの城には城主の並々ならぬこだわりがあった。

この城は、ルートヴィヒ2世という人物がつくったのだが…彼は幼少期、多忙な両親にかまってもらえず読書に没頭していた。

そして彼は古代神話や中世の騎士物語に熱烈な憧れを持つようになる。

またドイツの歌劇作家リヒャルト・ワーグナーをこよなく愛し、バイエルン王となったルートヴィヒ2世は膨大な費用を自分が好きな音楽と建築に注ぐことになるのだ。

当時のバイエルンは戦争に負けたため、多額の賠償金の支払いを抱えており財政難に陥っているにも関わらず、憧れだった中世の騎士物語の世界を再現すべく、ノイシュバンシュタイン城を含め、豪華なお城や宮殿を次々と建築する運びとなったのだ。

ノイシュバンシュタイン城の悲しい歴史②

実際に城の中に入ると、いきなり城の3階まで登って行くことになる。

というのも実はこの城、1階と2階は未完成の状態なのだ!

結局、城主ルートヴィヒ2世はこの城の建築途中で他界するのである。

王座の間はあるのだが、そこには王座はない。悲しい。

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ちなみに王座の後陣は金と象牙からつくられ、王座を取り囲む予定だったが、王の死後、全ての工事は中止され未完のままとなるのだ。

皮肉なことに現在では主人が座る王座のない立派な王座の間があるって訳。悲しい。

ノイシュバンシュタイン城の悲しい歴史③

様々な建築に熱を入れたルートヴィヒ2世。彼は「狂王」「メルヘン王」と呼ばれ、ますます自分の世界に引きこもるようになった。そしてそれを危惧した家臣達はルートヴィヒ2世を精神病として廃位させた。

廃位の翌日、シュタルンベルク湖でルートヴィヒ2世と医師の亡骸が発見され、未だにその死の原因は解明されておらず様々な説が語られている。

ちなみにルートヴィヒ2世は自分の死後、ノイシュバンシュタイン城を取り壊すように指示をしていた。というのも彼はお城には選ばれし者しか入れないという考えを持っていたからだ。彼は彼の徹底した世界観を汚されるのを恐れていたのかもしれない。

しかしながら、皮肉にも今では世界から年間100万人以上もの観光客が訪れる観光地となった。築城150年以上の時を経て、バイエルン州の重要な収益源として貢献するなんて彼は夢にも思わなかっただろう。悲しい。

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ルートヴィヒ2世はあの世で今の現状をどのように思っているのだろうか。

何一つ城主としての願いが報われていないというすごく悲しいエピソードがここには詰まっているのだ。

ノイシュバンシュタイン城のチケットの買い方は!?

ノイシュバンシュタイン城は、入場時刻指定のガイドツアーで見学できる。チケットの購入は、当日にホーエンシュヴァンガウにあるチケットセンターでの購入とオンライン予約の2通りがあるが、チケットセンターでの混雑を避けるため、事前予約がおすすめである。

ノイシュバンシュタイン城のチケット料金は!?

料金は大人12ユーロ、65歳以上・学生・15人以上の団体の場合は11ユーロ、親と一緒の18歳以下の子供は無料になる。オンライン予約の場合は、1.80ユーロの手数料がかかってくる。

予約時にクレジットカードの番号を入力しないといけないのだが、これは本人確認のためのもので支払いは完了していない。予約が完了するとチケットセンターからメールが届くので、添付されている予約券を持ってノイシュバンシュタイン城見学の1時間前までに必ずチケットセンターでクレジットカードか現金で清算すること。ちなみに見学の2時間前まではキャンセルが無料である。

注意すべきことは!?

ノイシュバンシュタイン城は人気観光地のため、当日券の購入及び予約券の清算に並ぶことが予想される。私もかなり並んだ記憶がある。さらに、チケットセンターから城までは徒歩で30分程かかるので、時間に余裕を持ってチケットセンターに行くようにしよう!

ちなみに見学時は日本語のオーディオガイドが利用できる。オンライン予約時に、ツアー言語欄で日本語を選択しよう。当日のチケット購入では、日本語のオーディオガイドが使用中で貸し出せない場合があるので「日本語オーディオガイドが必須! 」という方は事前予約が安心かもしれない。

それと、ノイシュバンシュタイン城の見学に大きな荷物は持ち込めないので注意を!大きな荷物がある場合は、行く場所や来る場所にもよるだろうが、ミュンヘン中央駅、フッセン駅、ホーエンシュヴァンガウにあるツーリストインフォメーション前のコインロッカーに預けるようにしよう。

ちなみにお城の内部は撮影禁止。リュックサックなど背中に背負っている荷物は体の前にするよう厳重に注意をされる!

周辺にも満喫できる場所はたくさんある!

ノイシュバンシュタイン城内の見学が終わったら、10分程歩いてマリエン橋に行ってみよう。マリエン橋から見えるノイシュバンシュタイン城は絶景で、写真スポットとして有名なのである。ただし、寒くなると足元が滑りやすくなるため、冬季は橋が閉鎖される場合があるので注意しよう。

また、ノイシュバンシュタイン城以外にも、フュッセンには魅力的な観光スポットがたくさんあるので、時間が取れたらゆっくりと街を楽しもう!

ホーエス城を堪能しよう!

ホーエス城は、バイエルン州で最も保存状態の良い後期ゴシックスタイルの城の一つである。現在は州立絵画館となっている。聖霊シュピタール教会は、正面に描かれたカラフルなロココ調のフレスコ画が印象的だ。聖マング市教区教会に位置するフッセン市博物館では、古典楽器や豪華な図書室を見ることができる!

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フォルゲン湖へ行こう!

フュッセンの雄大な自然を満喫したい人は、郊外にあるフォルゲン湖を巡る周遊船はいかがだろうか? 湖から見えるアルプスを背景にしたノイシュバンシュタイン城や周囲の景色は圧巻である。

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トレッキングツアーもありである!

もっとアクティブに行動したい人にはトレッキングツアーがおすすめである。森林浴を体いっぱいに浴びる時間は、心身をリフレッシュしてくれるだろう。そして一日中動き回った後はやっぱり美味しい食事で締めくくりたいものだ。 ミュンヘンでも大人気の「ツム・フランツィスカーナー」では、美味しいバイエルン料理が堪能できる。ローストポークと赤キャベツ、じゃがいものお団子添え(13.90ユーロ)や豚のカツレツ・シュニッツェル(13.90ユーロ)は、バイエルンの伝統的な家庭料理を楽しめるのでおすすめである。 メインメニューも10~20ユーロとお手頃な価格になっている。

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まとめ

ノイシュバインシュタイン城のある街、フュッセンにはバイエルンチケットを使えばお得に行くことができる。日帰りも可能だが、お城見学後にアルプス山麓に位置するおとぎの国のような街・フッセンに滞在して、素敵な時間を過ごしてみてはいかがだろうか?

この記事が、これからノイシュバインシュタイン城を訪れる人たちにとって少しでもお役に立てればこれ幸いである。ではではフュッセンまで良い旅を!アデュー

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まぁそんなこんなで私はノイシュバインシュタイン城を楽しんだ私は、またイタリアへ戻ることに。今度はルネッサンス芸術発祥の地、花の都フィレンツェへと向かうのだった。

と…

途中、ローテンブルクだったか、ザッケニーロだったか、名前は忘れたが、壁で囲まれた小さな街に降り立った。

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なぜだかわからないが、すごくその街に興味が沸いたのだった。

壁に囲まれた街って…どんだよ!みたいな。

しかし、なぜだかその街のこともまたよく覚えてないのだが…

ひとつだけ良い出会いがあった。

それだけはすごく記憶に残っている。

私は1組の日本人カップルに出会った。

彼と彼女は結婚しているらしい。

すごく幸せそうだった。

昔、旦那さんが一人でバックパッカーをしていて、その時にこの街に来て「いつかまた来たい!」と思っていたらしい。

すごく素敵。

 

そして数年が経ち…

旦那さんは奥さんと結婚して、今2人で1年かけて世界を回ってるそうな。

で、念願のこの「壁に囲まれた街」に奥さんを連れてきていたところに、私と出くわしたわけだ。

やはり2人旅だと、四六時中一緒にいるわけだし、奥さんは初の海外旅行、しかもバックパッカーという至難の旅。ストレスも溜まり、とにかく喧嘩が絶えないそうな。


でも…

でも…

私と話していたこの日本人夫婦は本当にとても素敵な笑顔だった。

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幸せなんだろうなぁ。

私もいつか愛する人とこの街に来てみたいな…なんてちょっぴり思った22歳の春…。

うん、あの想いは今も尚健在だ。

青春っていいね。

…ということでドイツ編、これにて終了。

 

次回、ルネッサンス芸術発祥の地、花の都フィレンツェで何かが起こる!

イタリア再入国、その時私が見たものは…乞うご期待!!

 

 

To Be Continued・・・